社会人、会社員の遅刻対策を一度本気で考えてみる。

  
遅刻

良く相談を受ける事の中で多いのが「時間管理」についてです。

時間を守れない人、時間に遅れてしまう事を問題と考えていて、何とかしたいんです!

と相談を受ける事が、結構あります。

相談いただく方の状況や個性によって、適した答えは色々あるのですが、殆どのケースで、その遅刻は、その人の、才能とか、能力とか、そういった次元では無くて、別の要因で遅刻している、時間を守れないという事が起こっている事に気が付きました。

そんな経験や、実体験含め、「遅刻」という現象と、その対策について、一度、真剣に考えてみたいと思います。

遅刻と言う現象について。

結論から先にお伝えしてしまうと、遅刻癖、遅刻してしまう要因は「無意識の混乱や不満」です。

そう、心の深い所で「何故遅刻をしてはいけないのか?」「何故遅刻すると責められるのか?」この部分が腑に落ちないまま、家庭や学校、会社で責められ続けて来た経験。

そこからの混乱。そしてその混乱からの抵抗が遅刻と言う形で表れています。

遅刻と残業の面白い相関性とその対策

遅刻に関連する記事は、いくつか書いてきましたが、一つはこの記事。

ここでも述べてますが、遅刻って本来、悪い事ではないというか。

この悪いって感覚も少しデリケートではありますが。

厳密にいうと、良い悪いの前に、単なる現象としての遅刻があって。

遅刻がどういった現象かを、あらためて、定義してみると

「相互の決め事として、時間を守る約束があった中。その約束が守れず、時間に遅れた」

という、現象がまず先に有って。

その現象に対して、「良い、悪い、許す、罰するといった判断」が、次の段階です。

詭弁と言うか、言葉遊びの感覚もあり、現実的に感じられないかもしれませんが、実際のところ、「対策」が必要と考えているという事は、やはりそれを、当たり前の様の問題と考えている現状があって。

問題でなければ、対策する必要がなくなるので。

ある種の一番の遅刻対策は「遅刻を判断せず、ただ許してしまう」という事とも言えます。

このメカニズムはシンプルで 

遅刻する → 罰する、罰せられる → ますます混乱する → 遅刻する → 罰する、罰せられる → ますます混乱する って感じで、永遠に続けられます。

遅刻するが変えられなければ、「罰する、罰せられる」を止めた方が案外早かったりします。

罰しない関係性としては、実際、私はこういった友人や関係性が多いというか、仕事仲間でもそうですね。お互いに、あんまり、時間に執着がなく自由な関係だと、さも当たり前のように、遅刻したり、しなかったり、逆に早く来てしまったりするケースも多々あって。

そんな友人との間には、実際、対策は不要なんですよね。

「遅刻してきた。」

以上。

こんな感じで。

けれど仕事の進捗であったり、関係性は良好なんですね。

これも関係性によりますが、遅刻をどうするかにフォーカスするのでなくて、集まって何をするかにフォーカスウする事も出来て。

実際、こんな会社も増えて来てますよね。定時がなくて、時間が自由な会社。

そう、スーパーフレックスとか、フルフレックス、裁量労働って呼ばれる制度で、定時が無くて、出社も退社も自由。

その中で、自己管理で、与えられた仕事をこなしていくという。

そう、何か基準を決めて、判断して、罰したり、コントロールしたりするところにエネルギーを割くのではなくて、もっと別な部分、建設的な部分に、フォーカスしていくことを実践している方々もいて。

遅刻を問題視する、遅刻が起る、原因、要因を感じてみる。

時間の約束

「相互の決め事として、時間を守る約束があった中。その約束が守れず、時間に遅れた」

という、遅刻という現象に対して、特に「時間を守る約束があった」

この部分ですよね^^;

そもそも論で、案外、この決め事というか、合意というか。

さも当たり前の様に「遅刻は悪いこと」という概念があって。

そう、この合意や、約束をいつしたっけ?というところを、私たちは、案外忘れてしまっていて。

遅刻の原点、遅刻の概念を取り入れた時期

厳しい上司

日本人の場合、殆ど、学校であったり、家庭であったり。

時間を守れなかった事で、怒られた、叱られた、経験が無い人は、殆どいないのではないでしょうか?

そこでの刷り込みで、世の中的に、時間は守るべきもの、遅刻はいけない事という、観念や思い込みが生まれていて。

遅刻の誕生―近代日本における時間意識の形成

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この本にありましたが、江戸時代の日本人は時間にアバウトで。明治以降の他国に追いつけ、追い越せの時代、指導に訪れた外国人は、日本人の時間感覚のルーズさや、遅刻の多さには、ほどほど、あきれてしまったそうで。

そんな中、国をあげて、時間を守る必要性を徹底的に、説いた時代があったそうです。

現在は学校も多様化が進んでいる中、フリースクールと呼ばれる学校があって。

特に、サドベリースクールと呼ばれる学校は、子供たちが、自分達で、ルールを決める学校で。

そう、そんなルールを相手と作りあった経験、話し合った経験がある人は、案外、ルールに一方的に縛られるというか、意味も分からず、合意なく、ただ、それはそうと決まっているという感覚に流されずに。

何故それはそういったルールなのだろう、取り決めなのだろう、それは本当だろうか?という事を、感じる、考える力が、育まれやすいのだと思います。

遅刻が起る原因と要因

聞く耳持たず

先にもお伝えしましたが、遅刻が起る原因や、要因があるとすると、一つは、この部分ですね。

「何故遅刻をしてはいけないのか? その理由をいまいち理解していない、分かっていない。」

という事。

ここは丁寧に言うと、「いつ、時間に遅れてはいけないという合意を目の前の人や、環境と交わしたか、理解できていない」事であって。

これ、もう少し補足してしまうと、目の前の仕事とか、プロジェクトとか、会議とか、相手とか。なにか納得いっていない部分、不満が隠れているケースもあって。

なので、自分の仕事との向き合い方であったり、相手や、環境との関係性の混乱や不満とも言えますね。

絶対に遅刻をしないと思われるシチュエーション

「明日の朝、9時までに会社に来たら、100万円あげるよ~」

って言われたら、出社しますよね?

多分遅刻しませんよね?

時間を守る目的がはっきりしている、意味や理由がはっきりしている時は、やっぱり、遅刻しないんですね。

時間を守れるんですよね。

そう、やっぱり、理由や、目的は、はっきりしていると、時間は、当たり前のように守る。

そう、遅刻と言う現象自体、議論する余地もないくらい、遅刻は起らない。

ただ、ここでですね

「明日の朝、9時までに会社に来たら、100円あげるよ~」

だったり。

「明日の朝、9時までに会社に来たら、みんなでトイレ掃除するよ~」

って感じだと、多分、時間守れない人居ますよね^^;

そう、なんでその条件で合意しなければいけないのか、理由が分からない。

悪い意味ではないですが、上司のいう事は絶対とか、会社の決め事は絶対って思ってる人は、きっと、それでも、遅刻しないでやってくるかもしれませんよね。

それでも、遅刻をしてくる人は、どんな人かと言うと、単なる反逆者!!って事でも無くて。

やっぱり、心の奥底で、目の前の合意に納得がいっていない人。

なんですね。

遅刻という概念や、現象から読み解ける事。

まとめ

ちょっと、ここまでを整理してみると。

① 遅刻、時間を守る事は、絶対的なルールで、守らなければならないものと、思い込んでいる人もいる。

② 遅刻、時間を守る事は、絶対的なルールと頭では理解しているけど、行動が伴わない人もいる。

③ 遅刻、時間を守る事は、相対的な合意で、合意に納得していれば、基本的に遅刻はおこらない。

④ 遅刻というのは、単なる現象である事を理解していて、その事にフォーカスしていない人たちもいる。

こんな分類ができるかもしれませんね。

遅刻と言う概念と、時代の変化

これも、そもそも論ではありますが、何故時間を守る事が、ここまで重要視されているか?という、時代背景ですね。

これは、その時代における、情報の共有方法や、ツールに依るものが大きいと思います。

分かりやすいのは、携帯やスマホがある時代と、無い時代の違いですね。

無い時代をイメージできない人もいるかと思いますが、無い時代って、待ち合わせとか、集合する事って、お互いの信頼と同意に任されていて。

遅れるって事が、いまより大分、大変だった時代なんですね。

今なら、携帯で電話したり、メールしたりで、連絡取れますが、昔は連絡手段が限られていたから。

遅刻してしまうと、時間的損失や、仕事の機会損失が大きかった。

リスケが難しい時代で。リスケすることの難しさが、共有されていた時代、時間を守る事が、今以上に、重要視されていた時代なんですね。

けれど、今の時代は、凄いですよね、基本、何時でも、どこでも、自由に連絡を取りあえて。

リスケや修正も比較的容易、そして、スマホの登場で、電話会議、動画会議なんかも、当たり前のように出来る時代になっていて。

そう、実際、時間に対する、絶対的な価値であったり、それに伴う物理的障害は、冷静に客観的に見つめてみると、様々な分野で崩壊していて。

そう、仕事を進めるという事において、これまでのやり方が、多くの部分で時代に沿わなくなって来ていて。

これからの、社会人、会社員の遅刻対策

技術

私もお世話になってますが、このブログ作成に使っている、ワードプレスを運営している、Automattic社さんなんかは、世界にいる300人以上の社員は、全員、在宅勤務だそうで。

もちろん、職種とか、業界にもよるので、絶対的な話は出来ませんが、在宅勤務を許可する事で、会社に遅刻するという概念が、既に崩壊している、会社も増えていて。

先の、フルフレックスや、裁量労働を取り入れてる会社もそうですが、時代の流れや、ツールの発展、発達を取り入れつつ、時代や、目的に合った、会社のモデルを、再構築している会社も多く。

社員全体で、遅刻や、会社のルールを見直す時代。

対等性

誤解を恐れず言いますと。

罪や罰といった、罰則や、恐れや恐怖で、社員をコントロールする時代は、終焉を迎えているのだと思います。

そう、昨今、ここまで、パワハラとか、様々なハラスメントが話題になるのは、そんな背景が在るのだと思います。

ただ、少し、残念な感じがするのは、話し合う風土や、お互い協力しあって、なにかを決めるという、文化や、習慣が、未だ、根付いていないのでしょうね。

だから、パワハラだ、セクハラだ! といった感じで、管理職サイドのプレッシャーに、同じく、パワーを用いるという、対抗手段が用いられてしまっていて。

そんな変化の激しい、変化のスピードの速い時代の、歪なのかもしれませんね。

なので、これからの遅刻対策としては

「現状に適した、ルールをチームでしっかり話し合う。」

「真剣にみんなで、これからの時代の会社の仕組みについて考える。」

そんな姿勢や、意識が効果的なのだと思います。

正直な話、昔ながらのやり方が染みついた、今の管理職世代だけでは、時代に適したルールや、環境を創り出す事は、難しいと思います。

なので、上司や、管理職は、積極的に、若い人たちと、対等性をもったコミュニケーションを図る。

そして、部下や、一般社員の方々も、自分たちが、会社や、社会の大切な重要な構成要因であることを自覚して、積極的に話し合いの場をもっていくが、より大切になってきていて。

丸投げ上司 VS 丸投げ部下。会社における、仕事の丸投げ合戦に終止符を打つ方法。

そう、ここでも述べましたが、丸投げし合うのは、案外簡単で。

そこを超えて、分かりあうという事が、これからの時代に求められている事であって。

そんな事を実践していく事が

遅刻の対策 = 働きやすい環境を合意しながら構築していく。

ことに、繫がるのだと思います。

補足)即効性のある遅刻対策

早朝出社

思いの部分、時代的な部分での話となってしまったので(思うまま書いたもので^^;)

具体的な遅刻対策も上げておきますね

一つは、この記事で解説してますが

遅刻と残業の面白い相関性とその対策

会社に早く出社してしまう。30分から一時間くらい、早く出社してしまう事です。

私も実は遅刻し易かったですが、これを実践したところ、会社の評判から、仕事の進み具合から、あらゆる面で、変化が起こって驚きました^^

こんな感じで、遅刻以外の選択肢のメリットを実感できる。体感できると、自ずと、遅刻はなくなって行きますし。

上司受けが良くなると、そう、ルールをしっかり守れる人間と認識されると。色々な話し合いのテーブルに着けたり、提案も通りやすくなります。

もう一つ、上司や管理職の方で、部下の遅刻に頭を悩ませている方は、今回の記事の内容ですが、一度、とことん「遅刻」をテーマに、その方と話し合ってみましょう。

おそらく、頭ごなしに「遅刻は悪いモノ」としてしまうと、遅刻が引き起こす、現実的な部分を相互で確認する事が難しくなってしまうので。

まずは、対等に、遅刻をテーマに対等に話し合ってみましょう。

先に述べましたが、実際は、共に仕事を、協力して行うのが職場であって。

そのために、時間を守るというルールがあるので。

本質と向き合って、対等に話す事を、お勧めします。

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