時間の使い方が下手な人と上手い人の違い

時間の使い方が下手なんです。
時間の使い方が上手くなりたいんですと、相談される事があります。
そんな時に気を付けていること。
お伝えしていることとして、時間の使い方が上手いというのはどういう事ですか?
という、その人なりの定義を再確認する事を心掛けています。
ここ、結構大事なポイントでして、良くあるパターンとして、時間の使い方が上手いという事は、こういう事だと、周りの人の意見や、社会の常識に引っ張られて、自分自身では本当はどんな風に時間を使いたいのか、使えるのか、ここが混乱してしまっている方々が多いです。
そういった、主体的な、自分が望む方法からずれた状態で、外の価値観や、意見を軸に、私は時間の使い方が下手だ とか 私は時間管理が上手いと 思い込んでいる方々も多くて。
今回、私が感じる時間の使い方の上手い、下手について、お伝えしたいと思います。
時間の使い方が上手いという事
会社を例にして考えた場合、時間の使い方が上手い人はどんな人でしょう?
良くある一例は、時間を無駄にせず、きっちりスケジュールを立てて、仕事の結果を出せる人。
そんな人は、一般的に、時間の使い方が上手い人といえるかもしれませんね。
けれど、もし、会社に昼ごろにやってきて、一日新聞を読んで、夕方になると誰よりも早く家に帰る、けれど、十分な給料をもらっている方がいたとして
あなたは、この人が時間の使い方が上手い人と感じるでしょうか?
下手な人と感じるでしょうか?
時間を使う目的
先の例で、時間を無駄にせず、きっちりスケジュールを立てて、結果を出せる人が、結構皆さん、時間の使い方が上手い人と感じるのは何故でしょうか?
これは、一つは会社の目的ですね
会社には目的があって、その目的を達成するために各部署に仕事があって、そしてその各部署の仕事、自分の仕事をこなす事が、会社における自分の目的の一つでもありますね。
なので、目的を達成する為に、結果を出すために効率的に動くこと = 時間の使い方が上手い
と感じる要因の一つとなっていると言えますね。
一方、ゆっくり出社して、新聞を読んで、夕方直ぐ帰る方。
こういう方、今はどうか分かりませんが、昔の会社には、大手の取引先とか、業界に顔が効く方などが、顧問として天下り的に入社して、存在給ではないですが、それでも そこそこ良い給料をもらっている方々が実際居ました。
こういう方々も、自分のキャリアや経験を活かして、お金を効率良く稼ぐという視点でみると、時間の使い方が上手い人とも言えますよね。
だだ、前者的な方々の感覚、価値観からみると、会社の目的に対して結果をだしている様にも見えないし、自分の仕事や職務を効率良くこなしているとも見えづらいので、あまり時間を上手く使っている様には見えないかもしれません。
なので、ここで一つ言えることは、時間を使う目的ですね。
あなた自身が、時間を使う目的をどう考えているか、感じているか?
その定義ですね、ここをしっかり見つめる必要があります。
仕事の時間とプライベートの時間
もう一つ言える部分として、時間のモードというか、自分の役割の軸がどこにあって、それが何の為の時間なのか?という部分ですね。
代表的なものとしては、プライベートの時間と、仕事の時間という カテゴライズが一般的でもありますが。
ここもありますよね、プライベートと仕事の時間をしっかり分けている人は、時間の使い方が上手いとか
休みの日に出勤してまで仕事をしている人は、時間の使い方が下手だとか。
この辺りも、世間一般的な意見や、価値観が影響している部分ではあって
最近ワーケーションといって、観光地や、リゾートで 休暇やバケーションをしながら、仕事をするスタイルも増えていますし
プライベートの時間に大きな仕事のチャンスが飛び込んできて、それを喜んで対処するか? プライベートでは仕事をしないと決めているので と言って断るのか?
ここも各々の価値観で、判断が異なるところでもありますが。
ここでのポイントは、役割やモードに沿った時間の使い方が出来ているか?
ここでしょうね、判断の基準点は。
めりはりが効いてる感覚に、時間を使う 巧みさ、上手さを見るのかもしれませんね。
時間を管理している人、時間に管理されている人の違い
一時期、職業体験と各職場の研究、調査の為に、色々な日雇い仕事やアルバイトにトライしてみた時期があります。
学生以来ですね、肉体労働含め、色々な仕事を経験してみまして。
フリーランスでやっていると、時間の使い方や、何時仕事を行うかは、お客さんとのアポが有る時は別ですが、基本、スケジュールを自分で全て決められますが、長めの拘束時間で仕事をするのは、結構久しぶりで、それが新鮮な感覚でもありました。
学生時代の短期のアルバイトや、新人のころの工場研修などでは、時間に拘束される感覚が結構しんどくて、何で自分は今、これをしているのだろうか?などと、考える事も多かったのですが。
体験した結果としては、不思議と楽しい、面白いと感じる事が多くて。
これ何故かというと、見える世界が立体的と言うか、やはり色々新鮮なんですね。
好奇心とでも言いますか、結構、社会の仕組みや、それぞれの繋がり、役割、目的を理解しているので
その視点で、仕事現場に接していると、かなり勉強になるんですね。
例えばですが、それぞれの職場で 誰がリーダーで、何人くらいのチームで、そのチームを機能させるために、どんな工夫をしていて、休憩や時間配分をどうしているかとか、その仕事自体が産み出している価値は何かとか、その会社の生み出している最大価値、他社との違いは何かとか?
企業や、組織運営の研究、学びと言う視点で、その場に居ると、とても良い研究、調査、ケーススタディですね
学びとれる事、吸収できる事が沢山あって。
これは、「時間を管理している」か「時間に管理されているか」の一つの具体例ですね。
自分自身の目的や、好奇心、興味、パッションが明確であると、自分に主導権が持てる、自分で時間を選んで使っている、時間を管理できる傾向が強く。
それらの感覚や特に目的への意識ですね、それが薄いと、時間に管理される傾向、束縛される傾向が強く。
ここですね、冒頭にお伝えした部分
外部の価値観や、感覚で 時間の上手い下手を語るのか
内部、自分の感覚で、時間の使い方の、上手い下手を語るのかの違いは。
ここ、もう少し、掘り下げて、解説します。
自分の感覚と、才能、興味と 環境を合わせた時間の使い方
シンプルな部分からまず見て行きましょう。
ランチの場面なんかを例に挙げますと
自分の興味や感覚として、明日は、川沿いの美味しいイタリアンレストランで、ゆっくりランチの時間を過ごしたい気持ちが高まっていたとします。
環境を合わせるという意味では、そもそも、地方の山奥の工場で働いていて、川沿いにイタリアンレストランなど皆無で、昼食は、工場の食堂以外認められていない会社に勤めていた場合
それを実現するのは、有給休暇を取る以外、難しいですよね?
なので、そういった願望というか、思いを果たすためには、それが可能な状況、環境に自分の身を置く必要がありますね。
マインド的には、「川沿いのレストランでイタリアを食べたい」という、自分の気持ちに正直である必要もありますね。
一瞬、そんな気持ちや、本音が浮かんで来たとしても 「どうせ、上司にランチ付き合わなきゃいけないしな」とか 「昼は忙しくて、そんな時間ないな」とか、自分の気持ちよりも、会社の付き合いや、仕事という、自分の感覚以外の部分に合せていると、自分の本当にやりたいこと、実現したいことに、時間を使う事はできません。
ここで何が言いたいかと言うと
自分の本当にやりたいことや、興味のある事が見えていないと、分かっていないと、自分の思い通りに時間を使う事はできない(習慣や、癖で、本心を隠してしまう、閉じ込めてしまう人もいますね。)
自分の本当にやりたい事、興味がある事が見えていても、それが物理的に達成できない状況や、環境では、自分の望む事に、時間を使う事はできない。
と言う事です。
自分の好きや、得意に、環境を合わせて行く
ランチの例えは、「イタリアンが好き」とか、「オープンな場所でゆっくり過ごすのが好き」といった趣向や興味、感覚を、それを実現できる時間とタイミングで実行するという事で
私が、時間の使い方が上手いな~と感じる人は、隙あらば、自分の感覚や、才能、興味と、実行すること、行う事を、合わせるのが上手い人ですね。
そんな方々は「時間の使い方が上手い人」と感じますね。
ここ、要は、言葉を変えると、適材適所でもありますし、もっとシンプルに言うと、自分を発揮してイキイキしている状態を維持しているとも言えますね。
そう、「自分を発揮してイキイキしている状態」一日や、一週間、一カ月、一年というスパンで、この時間を多く持ててる方が、時間の使い方が上手い人
私は、こう定義できると、感じています。
あきらめている時間と挑戦している時間
加えて、もう一つ、上手い時間の使い方があるとも感じていまして
それは、「自分は何をしているとイキイキできるのか?」「どんな才能があって、何ができると嬉しい人間なのか?」ある種の自分探しでもないですが
自分を知る、自分を磨く、自分を思い出す為に、時間を使う方法ですね。
ここを意識的に行っている人も 時間の使い方が上手い人だとかんじます。
時間の使い方が下手な人と上手い人の違い
では、どんな人が、時間の使い方が下手、上手くないな~と感じてしまうかと言うと
あきらめや、割り切りの思いが強い状態を維持している方々と私は感じます。
先の日雇い労働体験なんかでも、実際感じたのですが
どんな仕事をしていても、どんな職場においても、その職場で輝いている方、イキイキとしている方々はいらっしゃって。
そういう方々、凄く元気ですし、楽しそうなんですよね
反面と言うか、やはり色々な職場において、常にイライラしている人や、常に怒りっぽい人、焦っている人、心配している人、無感覚な人も居て
これは、良い悪いという話ではないのですが
実際は、本人の自覚や、それまでの環境、経験に由来する部分もありますね。
以前、【良くミスする方必見】仕事で失敗ばかりする人が多い会社の特徴
こんな記事を書かせていただきましたが
会社全体のノリや、雰囲気も 影響はしていて
イライラしているひとが多く、余裕がない人ばかりの会社や職場もあれば
和気あいあいと楽しそうで、みんな生き生きしている、会社や、職場も実在していて。
仕事や、時間の思い込みを自覚する、書き換える
典型的な例としては、学校教育というか 家庭教育の延長で 刷り込まれる、思い込みもありますね。
「仕事とはこういうものだ」とか
「時間はこうやって使うモノだ」みたいな
5分前行動とか、遅刻に関する厳しさとか、そういったものも、案外、思い込みの側面もあって。
全部自由で有った場合、自分で選んで良い場合、どんな時間の使い方をしたいか、どんな仕事をしたいか
ここと一度、しっかり向き合う機会や、自分の本当に望む道へ進むことに意志を持つ、意図することは、自分の人生を歩む上で、とても大切な事であって。
(ちなみに、とにかく寝たいとか、休みたいと感じる人は、今、相当疲れてらっしゃる方々です^^;)
自分の価値観をリセットして、自分で時間をコントロールする
では、自分の望む時間を使うためにはどうするのか? 自分の思いをや望みを知るのにはどうしたら良いのか?という話ですが
これ、以前、それと向き合うワークショップを主催していたことがありまして。
以下、その時資料として使っていた、自分の時間の使い方と、本当に望む時間の使い方に気が付ける、ワークシートとなります。
このシートと、向き合ってみると、今、どんな事に時間を使っているかや、自分の本当にやりたい事、何に時間を使いたいかが見えてきます。
こちら、しばらく、無料で開放しておきますので、ご興味ある方、こちらからダウンロードして、試してみて下さい。
時間管理ワークシート
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