社長と話す機会が有ったら使ってみたい、社長に刺さる質問リスト

社長に質問できる機会
社長への質問。学生や、新社会人にとって、一番、ギャップが大きいというか、ある種、雲の上の存在は、会社の社長かもしれませんね。
私も、新社会人の時の思い出として、社長との会食が有ったのですが、正直、何を聞いて良いか分からなくて困りました。
今は経営者向けのコンサルやコーチングをしているので、ある意味当たり前のように質問をしていますが。
それは、社長と言う経験があったので、何を聞かれたいかとか、何を聞くと相手の気付きを促せるかとか、肌感覚で分かっているからでもあって。
社長への質問って何を聞いたら良いか、困る事でもありますよね。
実際のところは、社長になる方は基本器が大きいので、新人の方々は何を聞いても基本大丈夫、安心して頂いてOKですが
今回は、若いころの自分にアドバイスではないですが、新入社員や若手の方にお勧めの質問や、こんな質問したら社長は驚く、やるな!と思わせられる、そんな質問リストをお届けします。
質問するにあたって、頭に入れておくと良い事
何を聞いても大丈夫と言いましたが、出来れば、刺さる質問をして、印象を残したいというのも、人の心情ですよね。
そういった方は、相手のタイプをある程度把握したうえで、質問する事をオススメします。
質問リスト中のタイプ分けはこちらの記事や、以下補足を参考にしてくださいね。
それぞれのタイプの得意な質問。
それでは、本題に進みましょう。
新人の時に一番お世話になった方はどんな方でしたか?
結構、社長の年代、良い年代になってくると、新人の頃を振り返る機会は少なくなってきます。
初心忘れるべからずではないですが、若い社会人時代に経営者が経験した事は、今の経営や、仕事の方針の軸になっている事が多いです。
なので、社長の原点を確認するうえで、良い質問だと思います。
それと、感謝を思い出すと人は優しくなる傾向があるので、最初の方にアイスブレク的に、こんな質問をしてみても良いと思います。
新人の頃から変わらず大切にしている事はなんですか?
相手が変わらず大切にしていることは、相手の軸やポリシーである可能性が高いです。
それは、今の会社の経営にも反映されているはずです。
誰かが大切にし続けている事は、自分にとっても、大切にする価値がある事かもしれません。
これも、聞かれないと、自分ではなかなか振り返らない、自分で自分に問いかけない、意識しない質問なので、聞かれた側は考えさせられます。
余談ですが、これを聞いておくと、自分が社内でなにか迷った時や、相手と揉めた時、話がかみ合わない時などに
「社長は〇〇を大切にしていると言っていました」
という感じで、その場の立ち返る軸としてうまく使う事もできます。
社長がお考えの、この会社の一番の財産は何ですか?
これは個性がでそうな質問ですね。
そして、パレートの法則ではないですが、20:80の、20がその会社の原動力になっている可能性が高い中、その社長が考える、20 コアな部分に切り込む質問です。
恐らくこの質問の答えが土台となって、その上に、色々なモノが積み重なって、現在の会社が出来ています。
その土台を知っておく、そして、それを直接社長に聞いてみるのはとても良いチャンスです。
ただ、この手の質問は「きみはどう思うか?」「あなたはどう思うか?」とカウンターの質問が来る可能性もあるので、聞く前に、自分の考えを整理しておくと、より良いと思います。
経営理念はいつ思いつかれたのですか?
これは、創業社長向けの質問ではありますが、経営理念がしっかり作り込まれている会社は強い会社で。
経営理念には、かなり、経営者の思いが込められています。
私が、新人の頃は、学校の校訓なんかを特に意識しないのと同じノリで、殆ど意識していませんでしたが、起業のコンサルなどのケースで、一番大切なのは、この理念を決める事で。
今では、会社経営で一番大切な事ではないかと感じています。
ここは、経営者になるとその重要性があたりまえの様に理解できるのですが、若い時はなかなか、そこまで頭が回らないケースが多いので、これを、若い社会人の方に聞かれると、ちょっと「おっ!」って思いますね^^
それを作った時期は、創業の楽しくも苦しい時期であった可能性もあるので、そんなエピソードを話してもらう、呼び水としても、良い質問だと思います。
〇〇はお客さんに喜ばれています。あれが誕生した時の会社はどんな雰囲気でしたか?
前半は、なんでも良いのですが、その会社を代表したり、人気が有った、好評だった、サービスや、商品などを当てはめて聞いてみてください。
この質問、結構、喜ばれる質問で、やはり、何か会社にとっても嬉しかった出来事や、世間に認知される商品やサービスについて聞かれることや、その時期の話をするのは、経営者の方も楽しいようです。
例としてですが、私は、相手の会社さんの、凄いと感じるサービスを見つけては
「あれは、凄いですね! なかなか真似できませんが、あれを思いついた時って、どんな状況だったのですか?」
とか、こんな風に良く聞きますね。
これは、聞く側のセンスも問われる質問で、ある程度勉強していないと聞けないケースもあるので、その辺もプチPRできるかもしれません^^
社長は、若い時に〇〇をされたと聞いています。その当時は、どんなお気持ちでしたか?
結構過去を振り返らない、気にしないタイプの社長には、向かない質問かもしれませんが^^;
これも、先の質問と似ていて、ある程度、予習、予備知識が必要な質問ではあります。
前半には、何か転機になるような出来事ですね。それを聞いてみると良いです。
例えば、「海外支社を初めて立ち上げた」みたいなエピソードですね。
この辺は、「自分も海外で働いてみたいのですが、何を心がけていれば良いですか?」的に、自分の希望をからめられると、これもちゃっかりPRの良い機会にもなります^^
開発系を究めたい方は、開発系の質問。人事系なら人事系と、自分につながるエピソードとからめられると賢いですね^^
売上や利益以外で社長が大切にされている指標はございますか?
会社で売り上げや利益を意識するのは、ある種当たり前でもあって。
それ以外のどの部分に社長が意識を向けているか、確認する、意識してもらうのに良い質問です。
実際の現場では、相手の社長さんが、大切な事を見失っていると感じる時に、相手の原点を再確認する意味で、良く使う質問ですね。
これは、管理職クラスになると、主体的に考える必要がある質問なので、ベテランになって行くと、なかなか聞けませんし、聞きません。
若い時代の方が聞きやすい質問ですし、聞かれる方も、少し考えさせられる質問なので、良い質問だと思います。
新人や、若手の方で、日々の仕事に振り回されてしまい、本当に大切な事を見失ってしまっていると感じる時に、聞いてみても良いかもしれません。
他社は〇〇をしていますが、我が社で行わない理由は何かありますか?
これはデリケートというか、聞く側にもそれなりの下調べや確信が必要な質問ですが。
競合や近い会社が行ってるサービスとか、システムと比較して、自分が自社で行うと確信的に改善や、良くなると思える事を、真剣に質問してみると良いと思います。
自分の業務上、日頃感じている事や、確信的な気付きを思い切って聞いてみる感じですね。
私はこの質問は、革新とか変革に対する相手の反応やリスク許容度を確認するために聞いてみたりしますね。
(あとは、さりげない情報提供の手段としても。)
これが、相手もナルホドと感じるレベルで聞けるキャラになれると、相手との関係性は強固になって行きます。
島耕作なんか、そんなキャラですね(笑)
飲み会についてどう思いますか?
唐突な質問ですが(笑)
これも呼び水的な質問。そして、前半は、実際はなんでも良くて。
「残業についてどう思いますか?」とか
「社内研修についてどう思いますか?」とか
自分が、普段考えている事や、気になっている事など聞いてみるのも面白いです。
こういった質問は、2段階、3段階と、展開を予測するなり、意図を込めて聞くと話も膨らんで、良い質問となって行きます。
あえて「飲み会」にしたのは、例文としての意味と、個人的な意見も含め、飲み会って、会社にはある種便利で、役に立つコミュニケーション手段だと思っていて。
今の私が感じる事ではありますが、若い時に社長と飲める機会があるのであれば、積極的に参加したいという思いが有って。
なので、あわよくば、社長と飲みに行ける機会を、ある程度定期的に持ちたい。
そんな期待を込めた質問ですね。
これは、何か、自分に関連する業務や、テーマとからめて聞いてみても良いと思います。
「社員旅行」とか「社内研修」とか、「派遣社員」「業務委託」とか。
少しやらしいですが、上司との交渉のカードにもつかえますね。こんな社長とのやりとりは。
例としては、「有給休暇についてどう思いますか?」という質問をして
社長が前向きな回答をしてくれたら、それを上司との交渉の材料に使う感じですかね?
(クレバーな社長の方なら、そのあたりも感じ取った回答をくれると思います。)
気難しいタイプ、typeCの方には、業務分担や、役割、立場を大切にするので、上司を飛び越える様な、ないがしろにするような感じの質問にならない様、気を付けたほうが良い質問でもあります。
何故このような機会を頂けているのでしょうか?
これは社長面接や、社長との会食とか、社長からのお招きで面談、会合している時の質問ですね。
これは、社長の新人に対する気持を改めて言語化してもらうのに良い質問で。
これが聞けると、今後の自分の在り方の指標や参考にできる質問ですね。
〇〇が凄いと感じていて、日々感謝しています。ありがとうございます。
質問ではない様に感じますが。暗に「こいつは、何を意図してるのだろう? 考えているのだろう?」と、形は質問ではないですが、実は相手に問いかけているという、内容です。
〇〇は何でもよいですが、例えば、私が日本支社の支社長の時は「開発力と市場競争力」を伝えて、日本での活動が進めやすい、助かっている感謝を伝えたりしていました。
すると「日本は期待している市場だから、これからもよろしく」
的な答が返ってきて。これを、お客さんや社員に「うちの社長も日本市場には期待しています」って感じで伝言していました。
「管理職の方々が厳しくも丁寧に伝えてくれて助かってます」みたいな感じでも良いですね。
「彼らには私も期待している」→「社長が期待してるって言ってました」って伝言ゲームもありですね。
実際、思ってもないことを言うと、相手にはバレバレなので、これは、必ず、本心を伝えましょう。
社長の一番の強みはなんですか?
これは、コンサル先の社長さんには、良く聞きますね。何故かと言うと、社長の強みが、その会社の強みや特徴に直結していて、その反対側が、その会社のサポートポイント、ケアすると上手く進むポイントでもあるので。
ただ、新人さんでこの質問するのは、少し勇気がいるかもしれませんね。
社長目線からすると、この質問が出来るという事は、本人が、自分の強みを自覚していて、その大切さを知っているから出来る質問と感じますね。(自分の強みに自覚や、自信がないと、相手にそれを聞くのは失礼とか、申し訳ないという思考になりがちです。)
新人研修の時などに、思い切って聞いてみると良いかもしれませんね。
案外、先輩や、管理職のかたも知らない情報かもしれないので。
話のネタや、「こいつは社長にそんな事を聞けるのか?」的に、見られるかもしれませんね。
御自身の弱点は何処だと思われていますか?
これは、先の質問とセットで聞いてみるのもありですね。
タイプBや、タイプCの社長さんには、こちらの質問を先にして、その後に強みを聞いてみるのが、無難でもあります。
質問の組み立て的には、フットインザドア 的に 答えやすい質問を先に答えてもらって、その後に、少し高度な質問、難し目の質問をするのも、テクニックの一つです。
これも先と一緒ですね、聞きにくい質問ではありますが、これが聞ける人、答えられる人は、弱みを客観視していて、その対処法をしっている傾向が強いので。
これに答えられる、聞けるというところで、その人の器が垣間見れる質問です。
もし社会人一年目に戻れたら、何を大切にされますか?
このサイトのタイトルでもありますが(笑)
個人的にはとても賢い質問だと思うんですよね。
何故かと言うと、お互いの取りようによって、如何様にでも解釈できる質問で。
「社会人一年目で、何を大切にしたら良いですか?」
と聞いた場合、少し依存的な、伝える方も訓示的な意味合いが出てきてしまいますが。
この聞き方であれば、相手の意見を、客観的に伺う事が出来て。
こういった質問は、対等性を育む上で、人と人として、関わりあう中で、お互いに客観的に伝えあえる。
私自身が「もし社会人一年目に戻れたら、何を大切にされますか?」と聞かれたら
対等性を大切にしたい、傲慢になるでなく、卑屈になるでなく、同じ目的を持つ仲間として、対等である事を大切にしたいと思うからでもありますが。
ここには、その人の本質が映し出されるので、是非、使ってみて下さい。
社長に対する質問まとめ
これ全体にですが、私もまとめていて、気が付きました、「感謝」や「貢献」が軸の質問になっています。
何故かと言うと、社長、経営者は、意識が高いので、結構しっかりしている社長さんは、「怒り」とか「競争」ってステージからは既に抜けている方が多くて。
だから自分の、怒りとか、不満とか、感情的わだかまりが軸にある質問は、相手に響かない、刺さらない傾向があるので、自然と「感謝」や「貢献」がベースとなる質問になっていますね。
社長への質問の心構え
心構えとしては、あまり怖がらない事と言うか。
ドラマや、漫画の世界の社長って、なんか、典型的と言うか、「俺は偉い!」的な雰囲気を出しているのが、社長と言うイメージもありますが。
正直、社長も普通の人間ですので。
親身にと言うか、正直な思いで、意見や質問をぶつけて頂ければ、それは嬉しいですし。
反対に遠慮して、なにも言ってもらえないと、寂しさや、孤独を感じる時もあります。
なので、変に緊張しすぎたり、遠慮するのでなくて、素直な思いや、気持ちですね。
そんな感じで、気軽に質問、素直に聞いてみる事が、良い質問をする心構えとも言えます。
レベルを合わせると、相手にとって面白い、興味深い質問となる。
これは以前にも紹介していますが
マズローの欲求5段解説の各レベルと、状態の例です。
新人の方、新社会人の方で、ビジョンや大きな目標を持たずに会社に入社されたかたは、2や3あたりのタイプの方が多いので、その段階の価値観や目線で質問しても、社長には響かないのですね^^;
1~4の段階は、自分のニーズが入りやすくて。
5の段階になると、ともに社会貢献する仲間といった感覚が入ってくるので
社長に響く質問はまさに、ここの段階で対等に語り合える、質問とも言えます。
その他の会社の状況に対して
社長への質問だけではなく、上司、同僚、部下等の質問もリスト化しています。
ご興味ある状況あれば、ご活用ください。
上司先輩向け質問
部下や同僚向け質問
社内研修など
自分の道に迷った時
質問追加して行きます。
質問は適宜、時間がある時、追記していくので、良かったら、ブックマークしておいてください。
質問募集中
仕事の悩みや、相談、アドバイス等々
何でも聞いていただいて大丈夫なので、ご質問下さい^^
使い方や、質問投稿ページは
画像をクリック。
ライン@実験中
ライン@で色々やってますので、よろしかったら、友達申請お願いします^^
(1:1トークでも絡んでください^^)
人気の記事
- 社長と話す機会が有ったら使ってみたい、社長に刺さる質問リスト... 34,033ビュー
- 質問ができない心理。質問下手、質問が苦手な人に知っておいて欲しい事... 24,489ビュー
- 遅刻と残業の面白い相関性とその対策... 19,919ビュー
- 報連相(報告 連絡 相談)が苦手な人、できない人の原因と処方箋... 15,063ビュー
- 孤立感を感じる時。会社や職場で孤独を感じたとき、思い出して欲しい事。... 12,645ビュー
- 報告や相談が苦手な人の為の、ホウレンソウのコツ... 11,446ビュー
- 話のかみ合わない上司、部下とのコミュニケーションの取り方... 8,979ビュー
- 質問上手になるという事。質問力の磨き方。... 5,252ビュー