複雑に見える人間関係をタイプ分けして客観視する方法 その②

こちらの続きです。
相手のタイプを見極めるファクターとして「感情」と「行動/態度」の側面の切り口を前回お伝えしました。
今回は、その続きです。
物事の捉え方、「感覚」的ファクター
まずは、物事の捉え方「感覚」的なファクターについて、お話します。
その前に、みなさん、この画像、ご覧になられたことありますか?
(出典:ProcreoFlashDesign Laboratory)
右回転? 左回転?
私は、右回転に見えますが、時間をおいたり、見方のコツをつかむと、どちらの回転にも、見えてきます。
これ、右回転=時計回りに見える方は、右脳派、右脳優位で
左回転に見える方は、左脳派、左脳優位という説があるそうで?
(信憑性や、根拠は不明ですが)
前回の「感情」や「行動/態度」もそうですし
この右回転に見えるか、左回転にみえるか?もそうなのですが。
これらは、どちらが、良い悪いでは無くて、実際は、両方あるんですね。
そう、右利きと左利きのようなもので、両手があって、利き腕がある
使いやすいものがあったり、中には、両方使うのが得意な人もいて。
そう、どちらでも良い、両方ある。
今回のテーマでお伝えしている内容の受け止め方としては、こんな感じで捉えると
良いかと思います。
直感的(俯瞰的)に捉えるか、五感的(詳細的)に捉えるか
ちなみに、右脳、左脳の機能としては、こんな違いがあるそうです。
左脳の機能 | 右脳の機能 |
---|---|
論理 | 直感 |
詳細指向 | 鳥瞰指向 |
現在と過去 | 現在と未来 |
言葉と言語 | シンボルとイメージ |
安全志向 | 冒険指向 |
数学と科学 | 哲学と宗教 |
戦略の構築 | 可能性の探求 |
ここでもお伝えしましたが、長嶋さんタイプと、イチロータイプの違いですかね
前者が、直感タイプ
後者が、五感的タイプ
例えて言うと、地面すれすれで飛ぶ飛行機と、上空を飛んでいる飛行機の違いですかね?
すれすれの飛行機は、地上の状態が良く見えるんですね、細かいところに目が届く。
だから具体的な説明とか、状況を伝えるのが得意な反面、全体像、俯瞰した見方が苦手で。
上空の飛行機は、全体が良く見えている。
全体図が、なんとなく解っているので、全体の方向性として、こっちが正しいとか、良い感じだとか
ざっくりと全体を捉えるのが得意な反面、細かいところに、目が行かない^^;
会社で上司への報告で
直感的な方は、ざっくりとした全体像と、結論、要はどういう事なのかを聞きたがり
五感的な方は、細部、細かいところも、気にする、気に掛けられるという傾向があります。
これ、自分がどちらのタイプか?
そして周り。上司や部下、同僚がどういったタイプか把握していると、ストレスが減ってきます。
自分が感覚タイプで、感覚的な全体像を知りたい時は、そういった説明や、能力に長けている人に確認するか、あらかじめ、感覚的なところを知りたいと、つたえてから、コミュニケーションを取れると、お互い、スムーズです。
あとは、何か新しい事を始めるときに、詳細や詳しい事をを知りたい時、直感派の人に聞くと、欲しい答えが返ってこなかったりしますよね^^;
そう、相手と自分の得意な感覚タイプを理解しておくと、分かりあえなかった時のストレスは軽減されますし、それを補うために、どういったコミュニケーションが必要か、見えてきます。
外向的か内向的か
これも、世間一般的な、外向/内向的な 感覚と少し異なるところもありますが。
イメージで言うと、人と関わりながら物事を形にして行くのが得意か?
一人で考えて形にするのが得意か?
これももちろん、両方の感覚が私たちの中にありますが。
組織を率いて、チーム単位で仕事をするのが得意なのが、外向タイプ
個人ベースで出来る様にする、シンプル、単純化していくのが得意なのが、内向タイプとも言えますね^^
すばらしいシェフやスタッフを集めて、オンリーワン的な、お店をつくるのが得意なのが、前者
それを、誰にでも出来る様にしていく、フランチャイズ化していくのが得意なのが、後者ですね。
飲み会とかが好きな上司は、どちらかというと、外向的ですね
そう、飲み会と言う場を使って、それぞれの特徴を把握したり、新しい発想や、アイデアを周りに投げかけながら、形にしていく。
会議とか報告をシステム化して、簡便化していくのは、どちらかというと、後者のタイプですね。
ウェルスダイナミクスとプロファイルという考え方
こちらは、香港出身で、イギリスのケンブリッジで学びながら起業し、アメリカや、日本、アジア各地で、出版、セミナーコンサルティング活動を行っている、ロジャーハミルトン氏考案の ウェルスダイナミクスという理論ですが。
前述の、直感/五感 軸と 外向/内向 の優位性から、人は、8つのプロファイルに分類する事が可能で。
それぞれのプロファイルに適した、成功の法則があるというのが、氏の一つの考え方です。
プロファイルの詳細についてご興味ある方は、リンクをご参照いただければと思いますが
前述の長嶋さんは「スター」プロファイルに分類されていると言われていて、イチローは「アキュームレーター」(収集者)ではないかと言われています。
他には有名人で言うと、松岡修造さんは「サポーター」人に関わる代表格みたいなイメージですよね^^
アップルのスティーヴジョブズは「クリエーター」映画でもありましたが、納期に容赦がないのは、細かい所、時間的な感覚に頭が回らないのかなとか感じましたが^^;
自分に適した先生や、師匠、チームメンバーを感じて行く。
この感覚が腑に落ちてくるとですね
特に、自分が何者なのか、どういった特性を持っているか自覚が出来てきて、周りの人に目が行くようになってくるとと、価値観のギャップが許せるようになったり、理解がスムーズになってきたりします。
これ、案外、無意識と言うか、なんとなく、感覚的に、相手がどんなタイプかって、人は、感じているのだと思います。(松岡修造さんをみて、内向的な人って思わないですよね^^;)
で、これは、又、次回、詳細をお話しようと思いますが、人は、この無意識で感じる感覚や、自分から出てくる自然な感覚に、逆らう事は難しくて^^;
当たり前に、自然に出て来ることを受け入れて、それを活用しているか、していないか?
そんな違いで、仕事に対する成果や、周りに対する、関係性、人間関係のストレスは変わってきます。
結局、ストレスは、自分を活かせていない、それを理解してもらえない、理解できない時に生まれてくるものだと感じています。
なので、自分の特性と、相手の特性を生かし合って、尊重し合って、同じ目的に進めている時、人は、ストレスを感じず、お互い、協力して、色々な事を形にしていけるのだと思います。
自分とタイプが似ている人を先生としたり、師と仰ぐと、自分のその特性が磨かれていきます。
また、自分と特性が違う人を、チームのメンバーやパートナーに選ぶと、お互いが補完し合えて、今までにない結果を生み出す事もできます。
これも、どちらが良い悪ではなくて、目の前の状況に対して、自分が何を選択したいか、意図したいか?
そんな自分の選択でもありますね。
これは、個人的な感覚ですが、どうも世の中は、個人主義的な対立の時代から、個を活かしつつ、協力し合う時代にシフトしている感じがしています。
学校、学生生活もそんな感じでしたね、この才能や能力を重んじられる世界であったのが、だんだん、社会と言う、共同体にステージを変えて行く中で、新しい自分の在り方や、選択を求められていく。
次回は、そんなステージの話、それぞれの状態の話をしたいと思います。
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