会社や、職場の人間関係をスムーズにする「ノリ」についての考察

「ノリ」ってありますよね?
個人の「ノリ」であったり、会社の「ノリ」であったり。
もっと大きく言うと、国の「ノリ」みたいなものもあって^^
ワールドカップとか見てますと、結構、国毎の「ノリ」って顕著で
ロッカールームを綺麗にして帰る、日本チームの「ノリ」なんかも
記憶に新しいところで^^
今回は、この「ノリ」について、考察しつつ、この「ノリ」をヒントに
人間関係をスムーズにする方法について、考察していきたいと思います。
ノリの要素
ノリが合う、ノリが合わない。
って言葉を使うときに、何を感じているか?
これは、在り方のベースというか、若干、本能的な、先天的な気質に根差している部分も有りますが
在り方のパターンですね。
学校の部活で言うと、新聞部と野球部のノリ違いますし
将棋部と吹奏楽部のノリも、恐らく違うと感じますよね。
そう、こんな感じで、ノリの違いは自然に感じるものでもあって。
ノリの3分類
これは、海外、日本、色々な会社とお付き合いした実体験からくる感覚でもありますが
様々な方々に出会ったり、沢山の本を読んだりした経験からくる感覚としては
ノリは 「知性(思考)」「感情(感性)」「運動(行動)」
の3分類から、成り立っているな~と実感しています。
ノリの優位性
そして、このノリには、個人個人、優位性があって
良く使う、慣れている、安心して使えるノリと
そこそこ使うノリ
そして、使いづらい、苦手なノリ
がそれぞれあって。
それによって、個人個人の、在り方、ノリのベースが決まっていきます。
運動部のノリ、文化部のノリ
先の部活の例えで言うと
野球部などの、運動部に所属する人たちは「運動(行動)」のノリに慣れ親しんでる
人が多いのだと思います。
そう、練習にしろ、試合にしろ、行動、運動の部分が、大部分を占めますよね^^
これが、ダンス部とかになると、同じく、行動、運動の部分も必要ですが
感情、感性の部分も必要となってくる。
将棋部だと、「知性(思考)」の部分が優位な印象ありますよね^^
自分のノリ、優位性
所属する団体、コミュニティのノリが、なんとなく分かったところで、自分のノリ、優位性ですね。
これの見極め方は、そんなに難しくなくて。
これは、咄嗟の反応と言うか、何か、刺激が有った場合の自分の反応によって、見極める事が出来ます。
例えば、誰がが上司に怒られていて、怒鳴り声が聞こえてきたとき
自分が、どんな反応するかを、想像してみてください。
「あ~きっと○○さんが、こういった事をして、それで課長が怒鳴っているんだな~」
と冷静に、出来事を思考的に分析する傾向のある方は 知性(思考)型です。
「あんな言い方をして、○○さんも可哀そうに」「あんなに怒鳴りたくなるくらい課長も辛いんだな」
とそれぞれの感情、気持ち慮る感じに反応する方は、感情(感性)型
「お、何が起こってるんだ!」と目線がそっちに向いたり、実際近くまで見に行ってしまう
野次馬的に、駆け寄ってしまう方は、運動(行動)型です。
会社のノリ、職場のノリ
会社や、部署のノリも、なんとなく、感じられますよね^^
これは、業種や、職種による、感覚、エネルギーから、推測できますが
身近な、部署のノリから見て行きましょう。
部署のノリと人間関係
部署のノリは、大体、そのグループのリーダー、上長のノリが踏襲されます。
例えば、営業部で、各、課のノリを比較してみると、同じ、営業の仕事でも
課によって、ノリや、雰囲気は、異なりますよね^^
これは、同じ教科でも、先生の、ノリによって、授業内容とか、授業の雰囲気に違いがある感覚に似ているかもしれません。
新しい会社や仕事、職場に、素早く適応するための4つのポイント
以前、この記事で職場や会社に順応するのに大切な事の一つに、上長、キーマンのノリを確認、把握する事が、大切とお伝えしました。
前述の、自分のノリ、優位性の確認の仕方を、上司、上長に当てはめてみましょう。
なんとなく、その方が、どんなノリを持っているか、優位性があるか?想像できますよね?
部署、上司のノリと、相性、人間関係
なので、ノリをベースとした場合、人はこんな3つのメインのノリ、普通、苦手なノリから、6つのタイプに分かれます。
この優位な(メインの)ノリが同じ人とは、比較的、理解しやすいというか、反応が似ているので、理解しやすい、解りやすい、傾向が有ると思います。
反面、自分の苦手なノリと、相手の優位なノリが一緒の場合
もしくは、自分の得意なノリと、相手の苦手なノリが一緒の場合は
理解し合えない、解りづらい関係性が、生まれやすい傾向があるかと思います。
ありがちな例としては
感情優位な方と、感情下位な方との関係性においては、相手は「冷たい人」と映りやすいですし
運動優位な方と、運動下位な方との関係性においては、相手は「ぐずぐずしてる人」と映りやすい
知性優位な方と、知性下位な方との関係性においては、相手は「頭の悪い人」として映りやすい
こんな感じでしょうね^^;
会社や、職場の人間関係をスムーズにする方法
これ、そもそも論で、人間関係がスムーズで無い時ってどんな感じだと思いますか?
これは、そう、相手が理解できていない時、分かりあえていないと感じる時ですね。
そして同時に、理解してもらえていない、分かってもらえていないと感じる時でもあって^^;
人間関係でもめる場合のメカニズム
自分の優位なノリが、相手の苦手なノリとなっている関係性
もしくは、自分の苦手なノリが相手の有意なノリとなっている関係性の場合
これは、普段と言うか、平常時は、そこまで気にならなかったり
笑って受け入れられる「馬鹿だな~」「面白いな~」「冷静だね」「クールだね」「怖がりだな~」「臆病だね」みたいな感じで、笑って受け止めることもできるのですが
社内や、職場の同じ部署の場合、そんな相手と長く一緒にいると
それが積み重なって、ストレスになってきて
問題が起ったり、トラブルが出てくると、一気に表面化されてくる。
これは、要は自分の得意な感覚が受け入れられないと感じる、理解されないと感じる不安や
相手の得意な感覚を受け入れる事、理解する事が出来ない不安や恐れとの繫がっていて。
その原因が、自分にはない、相手が悪いのだと感じている限り
ギクシャクした、スムーズでない関係性が維持されていくというのが、典型的なパターンです。
苦手なノリ、優位なノリを自覚する、受け入れる
この「受け入れる」って感覚が、とても大切で^^;
人間関係が上手く行かない時の、要因が
「相手が理解できていない時、分かりあえていないと感じる時」
「理解してもらえていない、分かってもらえていないと感じる時」
であれば、やれることは、実は、結局のところ
「理解し合える、分かりあえる」と自分が、相手を信頼する事だけであって。
その為には、まずは、自分が自分を「理解して受け入れる」
そして、自分が相手を「理解して受け入れる」ということしか
自分にやれることは、ないのですね。
受容とゆるし
この「受け入れる」と言う感覚は「ゆるす」とか「そうなのだから仕方がない」というか、そんな感覚ですね^^
そうそう、知性(思考的な)ノリが好きな自分は、自分でしょうがないし。
感情(感性)が好きな、自分も、自分でしょうがない。
そう、これらは、ある種の才能でもあるし、その人の在り方そのものでもあるので
これを否定してしまうと、お互いがしんどくなってしまう^^;
相手が理解してくれない、受け入れてくれないって考えに引っ張られている時は
自分が、自分のノリを否定している、受け入れていない時でもあって。
なので、まずは、自分の優位なノリを、自信を持って、しっかり受け入れてしまう。
これが大事。
そして、同じように、苦手なノリも、受け入れてしまう。
このノリが苦手な自分は駄目だ!と否定するのでなく、それも、しょうがないモノとして、受け入れてしまう。
そんな自分にも自信をもってしまう(笑)
これが、出来ると、不思議な事に、相手の優位なノリも、苦手なノリも気にならなくなるというか
受け入れられる様になるんですね^^;
さらには、自分の苦手なノリを発揮してくれる相手をリスペクト出来たり^^
相手の苦手を受け入れたら、自分の得意なノリで、サポートするチャンスも芽生えてきたり^^
結局のところ
今回は「ノリ」という観点で、お話させていただきましたが、結局のところ、人間関係のポイントは
「信頼」と「受容」と「ゆるし」ですね^^;
そして、それは、自分自身へのゆるしでもあって^^
ノリの違いは、確かにあって。
ただ、その違いを恐れると、そんな恐れが強化されていく、対立しあう関係性が強化されていって
その違いを受け入れると、許されている感覚が拡がって行く、受け入れあう関係性が強化されていく。
「ノリ」という、ちょっとした感覚から、自分と相手を理解して
それを受け入れる、許す機会へと、繋げていくと、人間関係は、劇的に変化していきます。
まずは「ノリを意識する」そんな簡単なところから、自分と相手を受け入れて行く。
人間関係を改善していく、スムーズにしていくためには、まずはそんなところから、初めて見て頂ければと思います^^
質問募集中
仕事の悩みや、相談、アドバイス等々
何でも聞いていただいて大丈夫なので、ご質問下さい^^
使い方や、質問投稿ページは
画像をクリック。
ライン@実験中
ライン@で色々やってますので、よろしかったら、友達申請お願いします^^
(1:1トークでも絡んでください^^)
人気の記事
- 社長と話す機会が有ったら使ってみたい、社長に刺さる質問リスト... 34,158ビュー
- 質問ができない心理。質問下手、質問が苦手な人に知っておいて欲しい事... 24,511ビュー
- 遅刻と残業の面白い相関性とその対策... 19,942ビュー
- 報連相(報告 連絡 相談)が苦手な人、できない人の原因と処方箋... 15,069ビュー
- 孤立感を感じる時。会社や職場で孤独を感じたとき、思い出して欲しい事。... 12,663ビュー
- 報告や相談が苦手な人の為の、ホウレンソウのコツ... 11,450ビュー
- 話のかみ合わない上司、部下とのコミュニケーションの取り方... 8,984ビュー
- 質問上手になるという事。質問力の磨き方。... 5,259ビュー