社内で嫌われる人、好かれる人。対立や孤立のメカニズムと、対処法。

ある種、一番シンプルな、社内で嫌われる人、好かれてる人の特徴は
嫌われる人は、自分が嫌われていると感じていて。
好かれてる人は、自分は好かれていると感じていて。
それが、意識的にしろ、無意識的にしろ、周りの人に伝わって。
結果、そんな環境や、状況が出来上がる。
以上でもあるのですが^^;
それをベースに、対立や、孤立のメカニズムを、シンプルに見ていくと
それは、オセロみたいなものでもあって。
仮に白を、好かれていると思っている人
黒を、嫌われている人としてイメージいただいた時
好かれていると思っている人は、周りとコミュニケーションを取るのが、比較的得意と言うか、抵抗が無いので。隣の駒と話し合っていくうちに、隣の駒も白になって。
白になった駒は、そのとなりの駒にも、好意的に白い色を伝えて行って。
だんだん、白の領域が広がっていく。
黒の駒は、嫌われていると思っているから、周りとコミュニケーションを取るのがあまりうまくなくて。
交流をしないので、黒の駒は増えないで。
そうこうしているうちに、周りの駒が、どんどん白に変わっていき。
その状況を見て、益々、孤立や、嫌われているという感覚を深めて行く。
そんなメカニズム。
これだけだと、少しわかりづらいので、現場の事例なんかも踏まえて、少しずつ解説していきますね。
会社の人と仲良くなれない、嫌われていると感じる人
これ、もう少し細分化していくと、実際は
① 会社の人と仲良くなれない、嫌われていると感じていて、それがいけない事、自分の責任と感じている人。
② 会社の人と仲良くなれない、嫌われていると感じていて、それが気にならない人、別に良いと感じている人。
こんな感じの方々と
③ 会社の人と仲良くなれる、好かれていると感じていて、それが良い事、自分の責任と感じている人。
④ 会社の人と仲良くなれる、好かれていると感じていて、それが気にならない人、別に良いと感じている人。
も居て。
さらに、②とか、④の人は、結構、無意識で、人と仲良くある、好かれること含めて、どうも思っていないというか、特に気にしない方々も多いと感じます。
今回、フォーカスしているのは、①の方ですかね。「会社の人と仲良くなれない、嫌われていると感じていて、それがいけない事、自分のせい、恥ずかしい事、etcと感じている人。」
そして、案外、同じ感覚と言うか、実は、裏表でもある、③「会社の人と仲良くなれる、好かれていると感じていて、それが良い事、正しいこと、誇れること、etcと感じている人。」
そう、対立や、孤立を生み出すのは、実は、この①と③の方が織りなす、ゲームの世界でもあって。
この方々の心理や、そういった方々が産み出す、メカニズムを解説していきます。
嫌われていると感じていて、それが、いけないこと、恥ずかしい事と感じている人が取りがちな、二つの行動
嫌われることが、いけない事、恥ずかしい事、怖いと感じている人のコミュニケーションは、どこか不自然になるというか、好かれなければという、プレッシャーと、嫌われたらどうしようという恐れで、どこかぎこちない感じになりがちです。
不自然な感じに対して、人の反応というのも、不自然になりがちです。
これ、動物とか、顕著であって。
犬とかそうですよね。怖がって、びくびく近づくと、むっちゃ吠えてきて。
こっちがリラックスしてると、次第になついてくるというか、そんな感覚で。
これが、①の方にありがちな、一つ目の行動。
二つ目は、過度に、承認を求めるというか、確認を求めるというか。
ドラえもんのジャイアンが、俺たちは心の友だよな!って確認するような。
私たちの考えは、あってるよね、まちがってないよね、正しいよねって。
自信のなさから、過度に、承認を求めてしまう。つながりを求めてしまう感覚。
これは実は、③の方にもありがちな、行動でもあって。
③の方の好かれている、仲良くなれる感覚は、実は、どこか自信が無さそげというか。
だから、この方々も実は、どこか不自然ではあって。
ただ、そんな不自然な方々も、なんとなく、その自信のなさで、繫がる事もあって。
「安心したい」そんな思いでつながっている事もあって。
ジャイアンとスネ夫の繋がりは、どことなく、そんな感じがしませんか?
なんとなく、マジョリティ的な、集団を作って安心したいエネルギー。
不安な人同士の対立の構図とメカニズム
会社とか、集団って、こんな構図を作りやすいというか、良く目撃しますよね。
これは、悪い意味では無くて。
会社とか、組織とかで、怖くなる事。怖さを抱える事って普通にあって。
自分は、大丈夫かな、間違ってないかな~とか、不安になる事は、普通に在って。
対立が起りそう、起る時は、特に顕著になると思います。
対立のメカニズム、原点。
不安に無意識な方々は、不安を感じると、攻撃や防御をする傾向があると思います。
そう、スタートは、ある、一対一の関係の意見の相違。そこから生じる不安や、恐れが。対立の関係性が拡がる、トリガーだったりすます。
どちらかが、攻撃されたと感じると、そこから、対立が始まります。
これが、不安な人同士の場合、片方が、攻撃をした、対立が始まったと感じると、もう片方も、攻撃された、対立が始まったと認識して、その対立が、現実の事のように、感じ始めます。
対立の成長
これと、パターンはほぼ、一緒なのですが、役割と言うか。パターンとして。
対立が起こると
「私が悪いのかな?」って感じやすい人と、「私は悪くない!」って感じやすい側が、相対的に発生します。
これは、冒頭のオセロの流れと似ていますが。
自分が悪い、自分が嫌われていると思い込んでいる方が、色々、一人で悩んでいる間に。
「私は悪くない!」、私は好かれているって感じの中で、どんどん仲間を増やしていきます。
そして、私は、白、悪くない、あの人は、黒、悪いという構図を作って、ますます、対立を深めて行きます。
結果。周りは、白だらけ、そして黒は孤立していく
そんな構図を作りながら、対立が、深まっていくような感じがしていきます。
これが、対立の成長の構図、メカニズムです。
対立から抜ける方法、対立している関係性からの脱却方法。
対立をしてしまった関係性から抜ける方法、対処する方法はどうしたら良いのでしょうか?
実は、そんなに難しくはなくて。
答は、オセロを辞めてしまう。
対立のゲームから、降りてしまう、土俵から降りてしまえばよいのです。
そう、白を黒へ、黒を白へとやっていると、永遠にゲームが続いて切がないです。
オセロを辞める方法。対立を辞める方法。
ゲームから降りる方法、ゲームを降りる方法は、何があると思います?
そのヒントは、ゲームの始まりに在ります。
そもそも、このゲームは、不安な二人の、攻撃の勘違い、対立の勘違いがスタートになっていて。
そう、自分が白だと思っていた目の前に、黒が現れて。
あれ、白じゃいけないのかな? 黒じゃいけないのかな?という勘違いがスタートになっています。
ポイントは、ここにあって。
ここで、オセロをはじめない事が、実はポイントであって。
自分を恐れない、自分と対立しない。
ここで、冒頭に戻りますが。
>嫌われる人は、自分が嫌われていると感じていて。
>好かれてる人は、自分は好かれていると感じていて。
そう、正に、自分が嫌われているかかも? って感じていると、その様な現実というか、対立を生み出します。
だからといって、好かれている、好かれていると思い込むという、話でも無くて。
それでも、良いのですが、それが行き過ぎると、③の感覚。
自分の色の正しさを証明する、陣地や領域を広げるゲーム、結局オセロが始まってしまって。
途中で補足しましたが、このゲーム、対立のゲームにのらいない人は、どうしているかと言うと、結局、好かれている、嫌われているという事にあまり、執着していないというか、こだわっていない方々で。
そう、周りの目を気にしていない。
他人の評価や、目線よりも、自分で自分が好きか? 自分を信頼しているか?
ここがポイントになってきて。
その状態だと、周りが何色だろうが、あまり気にならないし、周りの色は、周りの色で尊重できるようになって。
その状態の時、オセロは気にならなくなる。対立が気にならなくなる。
そう、オセロをしていないので、対立と言う概念は、そこには存在していなくて。
自分の色を、自分がおかしいな?この色で良いのかな?と感じた瞬間、すでに、自分の内側で、オセロが始まっていて。白黒のゲームが始まっていて、自分の内面で対立は始まっています。
色の拘りを捨ててみる。自由に色を選べる世界を思い出す。
では、すでに対立が起ってしまった、白と黒の争いが起っている時はどうしたら、良いのでしょうか?
ここでのポイントは、まずは、自分が、好きな色をいつでも選べることを思い出しましょう。
そう、白と黒の争いの最中にいると、白か黒でなければいけないという、オセロが続いていきます。
なので、一度、自分が、別の色になるか、別の駒を盤上に持ち込んでみましょう。
そう、オセロの盤に、ピンクの駒でも良いし、グレーの駒でも良いですし。
そして、それは、自分がその色になっても良いですし、誰かを呼んで来ても良いですし。
いきなりピンクの駒をオセロの盤の置かれたらどう感じますか?
基本、ビックリしますよね???
そう、びっくりすると、一度思考がとまる。対立の思考がとまるので、この時がチャンスというか。
そう、この瞬間、オセロのルールは崩壊します。
そう、相手の駒の色を変えると、相手も驚いてしまうので。
まずは、自分から色を変えてみる。歩み寄ってみる。
オセロから抜ける方法は、勝ち負けから抜ける世界に進む事。争いや、対立から抜ける世界に進む事ですから。
もし、自分が、その世界を受け入れたら、実際、駒の色は、なんでも良いんですね。
相手の駒の色や、自分の駒の色にこだわると、話がややこしくなる。対立を生みやすくなるので。
自分の駒の色の執着を一度捨ててしまいましょう。
こう言うと「自分の色と対立しいないか?」という話になりそうですが。
これは、そうでは無くて。
自分の色って、本来、もっと、カラフルと言うか、時と場所、タイミングによって、いろんな色が選べて。
そして、別に一度白になっても、黒に戻るのも実は、自由自在で。
一度白になると黒に戻れない。
この感覚も、実は勘違いというか、オセロのルールと言うか。
本来、もっと自由なはずの自分と、対立しているんですね。
そう、オセロのルールから抜ける、外れるというのは、こういった事でもあって。
自分の自由さを信頼する事、選択できる強さを信頼する事が大切で。
会社での対立や孤立のメカニズムと、対処法 まとめ
まとめます。
まとめますと
① 対立が発生する時は、目の前の相手と、価値観の対立。白黒つけいたい対立が始まっています。
② その時は、同時に、自分の内面で、白か黒でなければならないという、本来の自由に色を選べる自分との対立が始まっています。
③ 対立を続けたいのであれば、自分の色に固執すれば良いですし。対立を辞めたいのであれば、自分の色や、相手の色に対するこだわりや、執着を捨てて、自由の色を選べる自分を思い出します。
④ 対立を辞めたい場合は、今、この瞬間、どの色で居たいか。どの色で相手と接したいか。感じてみます。
⑤ 自分と相手を信頼しつつ、この関係性において、自分は、何色だと、相手と適切な関係を築けるか、対立なく関われるか? そして、対立なく、自由に振る舞える、自分と相手を信頼します。
④と⑤が、少し。解説から漏れましたが、要はこういう事です。
これ、更に言うと、実は、対立とか、孤立は、まったく悪い事でもなくて。
対立とか、孤立があるから、自分の居心地の良い色が見えてくるという事もあります。
そう、対立や、孤立を超えて。
居心地の良い色を、自分で選べる、自由な自分を取り戻す。
良くある質問で、オセロの駒は何種類あるか?
結局は、そんな事なのだと思います^^
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何でも聞いていただいて大丈夫なので、ご質問下さい^^
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