週50時間残業から解放されて定時に帰る様になったマインドの変化

外資の社長になりたての頃、毎日、終電がなくなりタクシーで帰宅、土日も働いていた時期がありまして。
これ、今冷静に考えると、9時〜17時半の定時×5日で、8.5×5=42.5 ですから、普通の就業時間分以上働いていましたね^^;
それが、あるタイミングで、定時で帰る様になりまして。
その時何があったかと言うのを、お話したいなと思います。
仕事をすると言う事、残業をすると言う事。
これは、ある種、どの仕事にも通じる概念だと思いますが
仕事と言うのは
解決や達成したい案件の仕事量に対して、個人や組織でそれをクリアにして行くと言うのが一つの見方で
例えて言うと、料理の山があって、それをみんなで平らげて行くみたいなものですね。
一人で全部食べると好き嫌いがあったり、消化できる量が限られているのでしんどいですが、みんなで食べると、好きなもの、嫌いなものを上手く分配して食べると平らげるのが早い^^
まあ、残業ってある種、給食が食べ切れなくて、昼休みも含め、食べ切るまで、許してもらえない。そんな感じに似てるかもしれませんね^^;
アレルギーとかもありますからね。一人でこなす、達成するのって、なかなかしんどいのだと思います。
何が起こって居たかと言う話
社長に任命された背景の一つとして、ある意味、食べっぷりが良いのと、沢山料理を運んで来る
そんな側面があったと思います^^
で、社長には、社長のスペシャルメニューがあって。
経営とか、社内のことも、責任を持って平らげることが求められて居て^^;
そして、当時、結果がで始めた頃なので、お客様からも期待されて沢山料理が運ばれて来る^^
大食いタレントみたいなものですね^^;
今度は、この量を、どれだけ早く平らげてくれるのか?と言う期待感を感じつつ、増えていく料理の数々。
そんな状況と雰囲気でした。
増えて行く仕事にどう対応したかと言うお話
責任を持って食べるしかないな。
そんな感じでしたね^^;
当時は、仕事量の増加や、状況、環境の変化に対して、客観的に把握出来ておらず
今までの知識と経験、思い込みを頼りに、仕事をこなしていました。
そう、実際、今まで何とかして来た、何とかなって来た、だから何とかなるだろう、何とかしないと、そんな心境ですね^^;
で、結果、今までのやり方であると、時間でカバーするしかなく、莫大な残業を生み出す結果に結びついていたのですが^^;
実際、何が起こっていたのか?
複合的な要因がもたらした結果でもあるので、一概に、何故こうなったのか?
言及しづらい部分もあり
それを外部的な要因として見て行くと、理由は山ほど挙げられますが
それを内部的な要因、そう、自分の中、マインドや考え方を軸に見て行くと
多分、これが、根本的な原因がだったなと、感じる部分がありまして
マインドが世界を作り出していたと言う実感
今だから、冷静に振り返れますが、結局、何を感じて居たかと言うと
凄く恐れを感じていたんですね。
怖かったと言うのが、本音だと思います。
社長と言う、初めての仕事の不安や恐れ
今の案件が上手く行かない事で、評価されない、認められないことへの恐れ
結果が出ないことへの恐れ
際限なく増えて行く仕事と、見えてこない対処法に対する恐れ。
そう、本当は、様々な恐れを抱えていて
それと向き合う時間ではなく、それをかき消す様に、外側の仕事を消化することだけに時間は費やされて行き。
忙しいとは、心を亡くすとはよく言ったもので
本当、心が亡くなって行く感覚で
その状態だと、コミュニケーションが上手く取れず
更に仕事が上手く回らないと言う悪循環で。
結局、本当はどうしたいのか、何が出来るのか?というところに目が行かず
目の前の不安や恐れ、それは、結局、自分の思いを現実として感じて
居たのですが、不安と恐れを見て、それに対処する事で、それを現実としていて。
やり切って感じたこと、気が付いたこと
忙しいから心を亡くすのか、心を亡くすから、忙しくなるのか?
多分これは同時に起こっていて。
恐れとか、怖さに支配されていると、忙しくなって行く現実もありますね。
正直、自分のやれると思っていたこと、必要だと思った事は、全部やって見て
何が悪いんだろ?何が足りないんだろ?必死で考え、行動した結果、ある日気がつきました。
気が付いたと言うか、開き直りと言うか
これは、無理なんだなと^^;
無理というか、何かが違う、根本的に間違っているのだなと^^;
自分が良い悪いとか、本社が、お客様が良い悪いでなくて
それぞれがベストを尽くしているのに、上手くいかない。
これはもうしょうがない。
自分の範疇を超えた、責任を超えた出来事が起こっているので
これは、仕方がないなと思えた、開き直れたんですね。
その瞬間からですね
そう、心が蘇ったと言うか、恐れを手放せたと言うか。
正直、当時、一番時間を取られて居たのが、日本の仕事の風習や、進め方、成功法則みたいなものと
海外の仕事の風習や、進め方、成功法則にギャップがあって。
関係してる、それぞれが、自分の考えや、進め方を正しいと思っていて
(まあ、それぞれと言いながら、結局自分なのですが^^;)
そのギャップを埋めることが、私の役割と思い込み
そこに時間を取られていたのですが
これ、今だから、冷静に捉えられますが、それは、ある種の夫婦喧嘩の仲裁と言うか
結婚をどうしても成立させたい、仲人さんみたいな感じでもありましたね^^;
これは、間に入ってる人間が何と言おうと、何をしようとも、結局当事者が納得しないと、解決される課題ではなくて
中間管理職の悲哀がここに集約されますが、あっちを立てれば、こっちが立たない。
間に入ってる人間が、自分が悪いのかな?とか、何とかしてやろうと思っても、上手く行くはずもなく。
ここが、大きな気づきと開き直りのタイミングでしたね。
みんな仕事を何とか立ち上げたいと言う思いは一緒で、上手くいかない現状で、どうしたら良いのか?上手く進む為には、何が出来るか、考えたら、閃いたんですね
あ、これ、自分が何もしないのが一番だと^^;
そう、世の中タイミングみたいなものがあって。必要な時期が来ると、必要な事が起る。
春になったら、種を蒔いて、芽が出るのを待つ感じで。
秋に種を蒔いて、冬に幾ら頑張っても、芽を出してもらうのは無理があるというか^^;
ここでも、語りましたが、世の中自然な流れがあって、それに逆らっても上手く行かないというのが
ここでの大きな気づきでしたね。
残業や余計なことを一切辞めてみる
その気付きから、余計な気遣いとか、仕事を一切辞めてみたんですね。
やり切って、上手く行かなかった経験と変な自信があったので、自分でも不思議と、キッパリ辞めることが出来て。
それは、抱え過ぎていた責任を手放した事と、等身大の自分と現状を受け入れたことでもあって。
ついつい、期待に応えようと、頑張ってしまう自分を許してあげて
頑張らない、無理しない自分を受け入れてあげて
そう、自分と、仕事を切り離せた感覚が有って。
この仕事が上手く行かなくても、自分の責任ではないなと。
そして、それは、日本支社の責任でもなく。
その結果、自分の評価や、日本支社の評価が下がろうとも。
自分が首になったり、支社が閉鎖されても、ある種、それは仕方のない事で。
ある種自然な結果ではあって、自分の価値は損なわれないし、会社や自分がそこに居るタイミングで無い事。
ただそれだけなんだなって、自然な気付きがあって。
残業を辞めてみた結果
結論から先に言いますと、残業を辞めてみた結果。
今まで以上に、仕事が上手く、スムーズに進むようになりました^^;
今まで、散々残業して、土日も働いていたのが、残業を辞めたほうが、仕事が上手く進むようになるうという、なんとも言えない結果に^^;
嘘のような、本当の話で、今まで何だったんだろ?って自分でも思いましたが。
これ本当、面白いもので
何が変わったのかと言うと、結局、考え方ですね。
マインドの持ち方が変わったのです。
どの様にマインドが変わったか?
大きな点は、先にも述べましたが、①恐れや不安の世界に飲み込まれていたか、②そうでない事に自信と信頼を持っていたか?
ここが大きな違いですね。
①の時には、常に不安を抱えていたんですね。 自覚するしないは別に、根底でそれを感じていて。結果、行動も①恐れベースになっていて。
自分が何とかしなければ、自分が何とかしなければ、俺が俺が、、、って感じですね。
そう、自分で勝手に忙しくなっている。
忙しくしていないと、何かしてないと不安を感じてしまう。だからそれをかき消すように、仕事を残業をしていて。
結局、ある種、好きで残業していたんですね。
残業していないと、落ち着かない、不安な自分が居て。
何が不安かと言うと、認められない自分、受け入れられない自分が不安であって。
信頼するという事。
転換期は、これが、信頼に変わったときですね。
本当、自分も、相手も、みんなも、やる事はやっている。
ベストを尽くしている。問題はない。
そう思えたんですね。
そう思えたら、頑張らなくて大丈夫だって、あとはなるようになるだけだって。
人事を尽くして天命を待つって感じですね
サボタージュしてる訳でもなく、頑張りすぎてる感じでもなく。
やる事をやっている事に、確信が出来たら、それ以上、やる事はなくて。
残業をしなくなったその後
その後、全く、残業をしなくなったかと言うと、そうでも無くて。
やっぱり残業することは、有りましたが、その時は、大体、ある種、楽しい残業でもあって。
そう、自分から、進んでやる残業と言うか、本当に必要だと感じる残業と。
これは、タイミングではない、時期ではないと、見極めて、無理な残業をしない、行わないという、選択が出来る様になって。
Noと言う、責任と、貢献
結局、頑張って仕事をする自分。
頑張ること自体を否定するのではなく、これも、マインド面ですね。
不安から頑張るのと、楽しみから頑張るのは、すこし意味が違う感じですね。
前者で、対応していると、前者な自分が、社会や、会社に組み込まれていって、それありきの、仕組みや、システムが構築されていき。
後者で対応していると、後者な自分が、社会や、会社に組み込まれていって、それありきの、仕組みやシステムが構築されていく。
会社や、社会の風習って、比較的、YESが求められたり、YESが言いやすい風潮があって。
そしてYESの数だけ、評価される、印象もあって。
ただ、実は、NOという事も、とても大切であって。
NOをいう事で、伝える事で、新たな、世界や仕組みが生まれてくることもあって。
NOと言っても大丈夫。自分でYESとNOを決める。
そんな自分への信頼の育みが、社会での成長、成功のヒントなのだと感じます。
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