最近の風潮と、ブラック企業、ブラック上司、ブラック社員の考察

  

ブラック。

黒いって感覚ですね。

腹黒いとか、ダークサイドに落ちるとか、なんとなく、悪と言うか、健全でない、機能不全的な、悪徳、上手く行ってない、非人道的な感覚を感じる、この「ブラック」という感覚。

会社関連ですと、ブラック企業ってのが、良く言われますよね。

これ、なんとなくというか、オセロみたいな感覚で

なにが白で、何が黒かって、部分をはっきりさせないと、白と黒の、陣取りゲームみたいになるなという、感覚がありまして^^;

ブラック企業とブラック社員にみる、組織やコミュニティの原理原則

色々な業界の古い体制が明るみになって来てる昨今。

ここでも、述べましたが、ブラックと言う感覚を、あらためて感じながら、ブラック感の受け止め方、捉え方を、考えてみたいと思います。

ブラック企業に代表されるブラック感

ブラック企業大賞とかあるんですね 今は^^;

動画で発表会など見ましたが、自殺者を出した会社。そして、その原因が、長時間労働であったり、社員の人格否定であったり、そういった行動を是正しないで放置している、推奨している雰囲気すらある会社がノミネートされてるのが、印象かと感じました。

何を持ってブラックというのか?

長時間労働で言うと、個人的には、楽しい残業と、辛い残業を経験したことが有って。

映画にもなった、出光興産の復興期を描いた「海賊と呼ばれた男」の世界では、喜んでと言うか、使命に帯びて、仕事に臨む方々の姿が描かれてますし。

マンガで言うと、「バクマン」とか、「マンガ道」とか、好きなマンガに不眠不休で魂を燃やすような世界は、ある側面から見ると、ブラックでもあるし、ある側面から見ると、清々しいというか、熱いモノが込み上げてくる世界でもあって。

「俺はこれからお前たちを殴る」の世界

「これは暴力では無い、もし暴力だと呼ぶものがあれば、出るところへ出ても良い。」

昭和を代表するような 80年台のドラマ、スクールウォーズ

109 対 0 で大敗した、試合の後のロッカールームでのシーン

悔しさや、情けなさを誤魔化していた生徒達が、自分の深い思い、本音をぶちまけて
「悔しいです!」「勝ちたいです!」と叫ぶ。

そんな本音の思いをぶつけ合うシーンですが。

このシーン、ある意味すごいのは、校長先生や、親御さん達が、殴られている生徒を、たた、見守っていて。

本人達、生徒や先生の気持ちや、思いを優先して、周りは、それを容認しているというシーンで。

こんなシーンにも時代の変遷、価値感の変遷みたいなものを感じますね^^;

このシーンなんか、「暴力は許せない」「暴力は絶対的な悪だ」という価値感から見る。それが白だとすると、明らかに真っ黒な世界、ブラック部活動な世界ですよね^^;

スポーツ界でのブラック感

今年(2018年)は多いですよね^^; 協会や、コーチたちの、ブラック感なニュースが話題になるのが

某大学のアメフト部のお話や、レスリング、ボクシング協会、体操、etc、etc

古い体制の在り方が、明るみに出て、変化を促される様な出来事が。

もう一つ、漫画の世界ですが、私が好きな、高校野球の世界を描いた漫画

「バトルスタディーズ」

ご存じ?というか、今は、もう野球部は解散してしまいましたが、高校野球の代名詞とも言われた、PL学園を題材に、PL学園野球部だった作者の方が、赤裸々に描いている、作品で。

この漫画の世界も、ある側面から言うと、いじめや、シゴキと取れる、とても厳しい世界で。

ただ、そんな世界で、野球をするという事、甲子園に出場する事と、真剣に向き合っていきます。

ブラック企業の歴史

この部活の感覚や、スポーツ会の風潮は、どこの学校でも、多かれ少なかれ、存在していた世界ではあって。

それが、何時頃からか、人権的な、基本的な部分が、尊重される様になって

成果を上げる、結果を出す、才能や能力を磨く という世界観よりも

人道的、人権的な世界を守る

という価値観が、尊重される様になって。

これが、ある種の 黒と白の感覚と言うか。

会社のブラック感なんかも、昔は、ある種、当たり前の様にあったわけですからね^^;

山崎豊子さんの小説 「沈まぬ太陽」「不毛地帯」「華麗なる一族」大学の学閥、ポスト争いと、モラルの世界を描いた「白い巨塔」なんかでも描かれてきている

この、白と黒の描写というか、二律背反的な世界観。

これが、昔は、暗部として隠せていた部分が、ネットやSNS等、公の目につきやすくなることで、隠す事が出来なくなってきた世界で、明るみになって来ている。

明るみになった部分に対して、第三者が、社会のマジョリティ的な感覚、人道的な、モラル的な世界観、価値感を振りかざして、弾圧や攻撃をしている。

そんな構図があるなと感じていて。

これは、学校の、学級会みたいな感じでもありますよね^^;

○○ちゃんが、××しました、それは、いけない事だと思います。

そーだ、そーだー な世界^^;

この辺りの、心理的側面を覗いてみましょう。

ブラックとホワイトを生み出す、心理的側面

今の世の中で、使われている、ブラックとホワイト感は、こんな感じだと思います。

ホワイト感 : 大多数の人が、良い事と感じている事

ブラック感 : 大多数の人が、悪い事とかんじている事

昔、インドネシアに一人旅に行った時、ジャカルタから、ジョグジャカルタと言う、ジャワ島の東の方へ、8時間かけて、鉄道で移動した事がありまして。

ちなみに、鉄道は定刻通りには、来ませんし。移動中も、駅に着くたび、物売りが大挙して乗り込んできて、大騒ぎ(笑)

これは、日本人的な感覚、価値感からしたら、ブラックと言うか、問題ともとれますが

現地のノリで言うと、普通、当たり前のことでもあって。

こんな感じで、自分と大衆、周りの意見、価値観によっては、白と黒は容易に、ひっくり返って行きます。

利害関係による、白と黒

後は

黒 : 在る特定の団体や人が、一方的に利益を享受する。

白 : 利他的、献身的に、奉仕的に、活動をする。

ここにも、白と黒の感覚があって。

以前、遠藤周作さんの「イエスの生涯」「キリストの誕生」という小説を読みまして。

イエスが生まれ、成長し、そして、神の愛の教えを、どの様に伝えていったか、その時、彼や、周りは、どんな価値観で、どんな世界を見て、感じていたか?

それを、遠藤周作さんの視点で描いた、面白い小説ですが。

この小説の世界を引用させていただくと

イエスは、自分の為と言うよりは、ただ、純粋に、利他や利己を超えた感覚で愛の世界、救われた世界を説いて回ったのですが

当時、イスラエルを支配していた、ローマ帝国に対する、ユダヤ教の司祭の思惑(ユダヤ教の存続)や
選ばれた民族でありながら、支配、抑圧されている状態であったユダヤ人を解放してくれる、救世主を求める、大多数のユダヤ人の手によって

・ユダヤ教の権利や権限を脅かすもの

・モラル的、義務的な、ユダヤ教の戒律に背く者

・自分達の望む、良しとする世界に反する者

として、弾圧、処刑されてしまいます。

これなんか、多数の意見を白とする、公的な利に準じない、という事で、白黒つけられてしまった一例でもあって。

そして、結局、やってることは、今も、昔も、変わらないのかもしれませんね^^;

ブラックと言う感覚の呪縛

という事を、色々見て行きますと、結局のところ、ブラック感というのは、それを見ている人が、それを黒と決めて、そこにフォーカスして物事を決めているという事でもあって。

「学校の先生が体罰するなんて、ブラックだ!」と、その人が思えば、それは、ブラックになりますし

「徹夜で漫画を描くなんて、体調崩しても辞めないなんて、なんてブラックな職業だ!」って思えば
ブラックな仕事になりますし。

「野球にしか集中できない部活はブラックだ」

「自分の選手を依怙贔屓する団体はブラックだ」

「自分のグループを、組織を、会社をetc、etc、それはブラックだ」

と思い込んだ瞬間、決めつけた瞬間、それはそうと感じた瞬間、ブラック〇〇は、容易に創り上げる事ができて。

これは、良い悪いを超えて

「生徒の為を思う拳、「涙にぬれた拳骨」は暴力では無い」と思えば、それはホワイトなんです。

「読んでくれる読者のために、心を籠めて、実を粉にして、徹夜で書くマンガ」も、作者にとってはホワイトなんです。

「みんなで甲子園で優勝したいという思い」しかり

「自分の手がけた選手達が、大会で結果を出してほしい」という思いしかり

行ってる人、所属している人が、良かれと思っている世界は、それは、ホワイトと見れる事でもあって。

一方的に、白黒と、判断、ジャッジしてしまう事も出来ますが、何故それをするのか?という部分に目を遣る事も、必要な事でもあって。

リテラシーというか、文脈を読みとく、センスや、感性というものも、時には、必要でもあって。

それを、一方的に決めつけてしまう、それはそうなんだと、断定してしまうと、それは、ある人には、呪縛、呪いのようなものになってしまって。

前に、サービス残業が問題視されていた頃、お客さんの為に、好きで残業している、管理職の方の、困惑の記事を読んだことがありましたが。

そんな感覚ですよね、一方を規制してしまう、黒、悪と断定してしまうと、そこで自由さが失われてしまう事にもなって。

執着を捨て、余白を残す。

ここまで見てきた感覚をまとめますと、ブラックの要因というか、ブラックとホワイトの対立の構図は

古い価値観と、新しい価値観の対立の構図。

個人的な価値感と、全体的な価値感の対立の構図。

と言えるかもしれませんね。

新しいモノが生まれる瞬間は、ある程度、小さなグループというか、同じ思いの人が集まって、価値感が生まれてきて。

会社もそうですよね、創業の思いと言うか、少人数で立ち上げるプロジェクトは、思いが重なっているというか

強い思いの基、集まったグループは、パワフルであって。

そこには、理屈とか、周りの価値感とか、関係ないというか

思いの基に、行動する世界があって。

それが、会社の成長とともに、事業の規模や、内容、人数などが変わってくると、その思いが共有されずに

利益を追及、執着してみたり、今までのやり方に執着してみたり。

それを、良しとする、そうしないといけない、そうと決まっていると見なす部分に、ブラック感が生まれてくるというか。

思いが同じでない人に、何かを強要すること

ここに、ブラック感が集約されているなと。

以前、お茶の師範の方に、おもてなしの極意を伺った事があるのですが

お茶の世界では、もてなす側が100%決めてしまうのではなくて、80%くらいの決まり事で抑えておいて

のこりの20%で、目の前の相手と創り出す世界、その日、その瞬間、その相手との関わりで100%を目指す、余白を残す事が、おもてなしの極意ですと教わった事がありまして。

ブラック感、執着感を抜けて行く

100%、自分のやり方や、価値感に固執してしまう、執着してしまうと、相手が入り込む余白、余地が無くなってしまうのですね。

このやり方が絶対だ!という、話し合いや、他の人の思いが入り込む余地のない世界に、ブラックな感覚は生まれやすく。

これは、自分自身にも言えることですよね。

自分の中の、会社とはこうあるべきだとか

反対に、会社とはこうだから仕方がないって思いが

ブラックな感覚を世界に観る事にもなっていて。

それはそうと決まっているという、感覚 これがホワイトや、ブラックな感覚を生み出していて。

世界は、もっとカラフルでも良いのだと思います。

オレンジ企業とか、グリーン企業とか、ゴールド企業

いろんなカラーを楽しんで良いのでしょうね^^

この目的や思いでしょうね^^

自分は、どんな思いで仕事をしたいのか?

どんな思いで働きたいのか?

この辺りを感じて行く事、自分の思いを見つめていく事が、ブラックという感覚を超えて行く世界だなと感じました。

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