どうする?これからの時代のキャリア設計

キャリア
キャリアって言葉、良く聞きますよね?
キャリアを積む、キャリアを磨く、キャリア、キャリア、キャリア、、、
なんとなく、知ったつもりで使ってる、キャリアと言う言葉。
あらためて、Wikipediaで調べると、こんな感覚。
キャリア形成
キャリア形成(きゃりあけいせい)とは、ある人が仕事を通じて職業能力を習得する活動である。
キャリア形成の目的
職業訓練などを通じて、事業における中枢を担う人材を育成することを目的とする。 一方、景気動向や時代によって求められる労働力が逐次変動するため、本質的な意味で職業能力の形成(キャリア形成)を することにどのような意味があるのか、賛否両論の議論がある。
以上、Wikipediaより、引用
職業能力を磨くって感覚かな?って感じの中、Wikipediaさんも、なんか、問題定義されてますね^^;
”景気動向や時代によって求められる労働力が逐次変動するため、本質的な意味で職業能力の形成(キャリア形成)を することにどのような意味があるのか、賛否両論の議論がある。”
そうですね、そんな気もしますね^^
みなさんも、今から、学生に戻れたり、社会人一年目、もしくは、就職活動をもう一度、行えることになったら、何を基準で、どんな仕事や、キャリアを磨きたいですか?
今回は、キャリアについて、改めて、考えてみたいと思います。
私のケース
私が、社長になるまで、磨いた、意識したキャリア、磨いた能力について、まずは、振り返って見たいと思います。
入社前
学生時代は、正直、キャリアや、どんな職業に就くか、真剣に考えてませんでした。
就職するって事が、あまりリアルに感じられず、人生に対しても本当、漠然としてました。
ただ、なんとなく、自分の特徴を生かして、活躍したい、出世したい、大きな仕事をしたいな~とは考えていました。
理系の大学(化学系)を出ているので、そんな理系の知識を活かしつつ、何か研究開発に関わる、そこで、なにか、面白い、新しい何かを作れたら良いな~
そんな感じです。業種とか、つくるものにこだわりは無かったですね。
そんな感じでしたが、なんと、運良く? 化学系のメーカーに、開発職として、採用してもらいました。
入社後
実際入社して感じたのですが
まず、学生時代、勉強をしっかりやってこられた方々と比べると、自分の学問的知識は、まったく、役に立たない。
あとは、研究開発職って言ってもやることが多岐にわたる、沢山あるんですね。
その中で、今振り返ると、感じるのは
① その会社の内部だけで、必要な知識や経験
② 業界だけで、必要となる知識や経験
③ どの会社でも必要となる、役立てる事ができる知識や経験
こんな感じで、業務が別れていたなと。
例をあげますと
① その会社の内部だけで、必要な知識や経験
- その会社オリジナルの、実験方法、ルール(報告、作業方法など)
- 特徴的な、就業規則。
- 職場や、現場を含めたマナーや、ノリ、基本動作等。
② 業界や分野で、必要となる知識や経験
- 業界用語や、業界で共通で使われる、知識。
- その業界で必須となる、情報、話題、ニュース等。
- 業界で標準的に認識されてる、製品や、機械、会社の名前
③ どの会社でも必要となる、役立てる事ができる知識や経験
- 自社だけでなく、顧客や協力会社の現場で、結果や利益を出すために必要な方法を見極める目
- 同部署、他部署、社内、社外の、あらゆるコミュニケーション能力
- 目の前の仕事の目的や、意義を見極めて、主体的に、行動したり、指示したり、廻りを、モティベートする能力。
こんな感じですかね。
で、大学で教わった、学んだレベルでは、①でも、②でも、あんまり、役に立たないケースが多いかなと。
結構、ローカライズされてるケースが多いのだと思います。
研究職なんかで、大学の専攻と、会社の研究が、一致してる方は、別かもしれませんが、そんなケースは結構、稀な印象ですね。
どんなキャリアを磨いていったか?
感覚的に振り返ると、私の場合は、まずは②ですね。
①は、まず、長く勤めてる、先輩方に敵うわけもなく。
更に言うと、極めてる方や、場合によっては、教えてくれる方、助けてくれる方もいっぱいいる。
もちろん、最低限のルールは、覚えますし、守りますが、それ以外は、知ってる人に、教えてもらったり助けてもらう感覚。
③は、当時は、意識していなかったというか、場面場面で、目の前の事に、必死になって向き合ってると、自然と発揮されたり、磨かれていたなと。
で、残るは②ですが、これは、会社が関わる仕事の中で、自分の部署が関わっている仕事だったり、自分が担当する仕事であれば、興味を持ってとことん、調べました。
それこそ、自分が、スペシャリスト、この業界のこの製品、部材については、誰にも負けない、知識がある。
そうなれるように、勉強しました。
私の場合、LCDのパネルに使われる部材でしたが、それを本当、社内で一番詳しくなるくらい勉強しました。
当時、15年くらい前ですかね? ちょうど、液晶がTVなどにも使われ始め、伸び始めた時期で、そんな最先端の業界に関われるのが面白かったんですね。
それこそ、先輩と勉強会を開いたり、お客さんや、メーカーに教わったり、一人で学ぶのでなくて、いろんな人を巻き込んで、学んで行きましたね。
そんなアクションが、自然と、③の学びにも、繋がっていたと思います。
何かのスペシャリストになると、他のスぺシャリストや、役職が上の方にも、目をかけてもらえるようになって、更に、知識や、人脈、働くコツなどを、教えてもらえる、そんな循環でしたね。
その結果
若くして、海外案件の責任者に抜擢してもらえて、海外に行くようになったので、色々、遊んだり、コミュニケーションするために、英語を勉強したり。
そして、海外の情報を求めて、また、色々な人が集まってきて、それを分かち合う事で、他の、新しい情報や、知識を教えてもらう。
そんなサイクルでしたね。
そして、そんな経験や、キャリアを欲しがる会社が現れ
ヘッドハンティングされて。
そこでも結果を出して、その外資で社長に抜擢される、そんな流れでした。
これからのキャリアの磨き方
そんな感じで、自分の、キャリアの流れを振り返ってですが
ポイントは、ズバリ! 興味のあることに集中した!
これに尽きるなって感じます。
そう、②の中でも、自分が、興味が持てて面白いと感じた、新しくて、拡がって行く分野に集中しました。
実際、良い悪いではないですが、こんな先輩方も居ました。
「大学出たのに、こんな事もしらないの?」
「化学系出身なら常識でしょう?」
「そんなのもできないで、覚えられないで大丈夫?」
「社会人として、それ、常識でしょ?」
こんな感じで、①に分類されるような、基本動作的なモノであったり、学問的な知識について、一々、細かい事を指摘してくれる、先輩方ですね。
けれど、正直、そんな先輩方の言うことには、興味無かったですね。
良い悪いとあえて言ったのは、これも興味の軸がどこにあるかの違いだけで、その先輩方は、そういった事に興味がある方々だった
それだけなのだと思います。
そういう事に、興味が有って、①の感覚の、その会社のスぺシャリストになりたいのであれば、それを行えば良いと思います。
ただ、個人的には、その場合、冒頭のWikipediaにも書かれていたような、感覚が、ついて回る様な気もしますが
これらは、本当、人それぞれ、自由な感覚で、委ねて良いと思います。
ただ、興味がないのに、義務感だけで、それをやっていると、もったいないなと思います。
私が、感じるキャリアとは、③に近い感覚、広く、汎用的で、どこででも活用できて、拡がって行く可能性のあるもの。
そして、それを学ぶのにも、実は、自分が興味のあることに、集中していると、イキイキとして来て、自然と③な感覚の人を引き寄せて、学びやすくなる。
義務感でやっていると、その逆の感覚ですね。
拡がるのを阻止したり、パターンに嵌っていく傾向がある。
①の感覚が、不要と言っているのではないのですね。
就業時間内は、会社からでない事!というルールがあって
地震や火事が、おきて、頑なにそれを守る必要があるか?
という感覚。
極端な例えではありますが、なにかを頑なに守ることに拘り過ぎると、臨機応変性、自由な拡がりを阻むことになる。
これは、長期的な目線でみると、その会社だけのルールに縛られることが、あなたにとって、本当に大切な事、興味のあることに、延いては、お客様の大切なこと、興味のあることに繋がっていますか?というお話。
これからのキャリア設計 まとめ
シンプルにまとめますと
興味が有って、面白そうな経験を増やしていく。
興味がなく、義務感的にやっていることを減らしていく。
ポイントは、この2点ですね。
これをやってると、③の能力が、磨かれて行きますし
②や、①も自然とついてくる。
世で言う、ブラック企業
これも人それぞれ、受け止め方は異なると感じていて。
③のキャリアを積み上げてる人は、ある意味、どんな環境でも自分の楽しみや、興味があることをみつけるスキルにも長けているので、そのスキルが磨かれていないと、結局、どんな会社でも、ブラックに見えてしまう傾向があるなと。
まあ、大体、会社自体の色や、社風、扱ってる製品でもわかりますよね。
①な感覚に近い、製品やサービスを扱っている会社は、なんとなく、義務感的な空気が、漂いやすい。
③な感覚に近い、世の中の為や、みんなの為に、おおきなビジョンのある、製品や、サービスを扱っている会社は、自由な、発展的な、空気が漂っている。
自分の感性に響いて、興味が涌く 業界、会社、人、もの、etc
そんな感覚を大切にすることが、これからのキャリア設計で大切な事ではないかなと感じます。
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