複雑に見える人間関係をタイプ分けして客観視する方法 その①

人間関係を複雑化してしまう理由の一つは
価値感の対立
にあると考えていまして、こちらの記事でも、そんなことを書きました
相手の価値観や、行動指針が分からないと、リラックスできていた関係性が崩れて行き
相手に対して防御の体制、守りの態勢にはいるか、攻撃の態勢に入る事で、対立が始まる
それもこちらで記事にしましたが、今回は、そんな相手の価値観や、行動指針を見極める方法ですね
そう、社会人一年目の時は、全く気が付いていませんでしたが
数千人の様々な、役職、部署の方とお付き合いさせていただいた経験則として
そして体系化された、様々な知識や、考え方を通じて
人のタイプを即座に感じる方法
と言うのが、身についていきました。
今回は、それについて、シェアしたいと思います。
人間関係を立体的に感じてみる
数学が嫌いな方は、聞き流して頂いて大丈夫ですが
昔、ベクトルって習いましたよね?
シンプルに言うと、向きと、方向と、強さみたいなものがあって
例えば、同じ100km/hr のスピードでも、上下、左右、東西南北、そんなxyz的な座標軸に
よって意味合いが変わってくる。
100km/hrを確か、スカラー量って言うんですよね。
そう、人間ってくくりであっても、その人のエネルギー量とか、向いてる方向によって
その人の価値感とか、優先順位が変わってきますよね。
これらの考えは、物事を客観視する、解りやすくするツールであって
その裏には、出来事を理解したいという思いがあるのではないでしょうか?
人間関係においても、それらを見える化する、解りやすくするファクター、要因、がありますので、それらのツールなどもご紹介していきますね。
感情や、行動から見る方法
感情で言いますと、凄く怒りっぽい人とか、悲観的な人、塞ぎ込みがちな人と
怒ったことを見たことがない人や、なんでも楽観的な人、前向きな人っていますよね。
そう、一つ目の要因は「感情」、感情的反応によって、人の行動パターン、価値基準が決まってきます。
感情的側面からみる、二つのファクター
なにか、感情が刺激される、されそうな出来事に出くわすと、人は、その感情に流されていくか、感情から逃げ出そうとする傾向があります。
例えば、犬がこわい人達がいたとします。(犬の例え多いですが^^;)
ある人は、その怖さから、怯えて動けなくなってしまう人もいますし
ある人は、怖さの元となる犬に怒りを感じて、犬を威嚇する人もいます
一方では
本当は、怖いのですが、怖くないふり、強がる人もいますし
頭が真っ白になって、パニックになってしまう人もいます。
前者はどちらかと言うと、感情に流される方々、後者はどちらかと言うと感情から逃げる、蓋をしてしまう傾向がある方々です。
これは、どれが良い悪いという話では無くて、単なる感情的反応のパターンとして、現れる
そう理解するのが自然なのかもしれません。
行動的側面から見る二つのファクター
次は、行動面です。
行動面は、自立的な態度、一人で大丈夫的な態度を取りがちな方々と
依存的な態度、誰かに頼りがちな、一人では何もできないと思いがちな態度として現れます。
自立的な方々は、主体的な行動を取りやすく。
さっきの犬の話ですと、怖くないふりをして強がってみたり、犬に対して威嚇する、攻撃すると言った、外側に向いていく傾向が強いと思います。
依存的な方々は、受動的な行動を取りやすく、犬にほえられたら、頭が真っ白になってしまったり、怖さに打ちひしがれて、動けなくなってしまうような、内側に向いていく傾向が強いと思います。
人間関係のマトリックスという考え方
作家の本田健さん夫妻が、カナダ人セラピストのクリストファームーンさんから、教わった人間関係のモデルが、前述の 感情と、行動のパターンからくる、人の関係性の分析方法で
本田健さんは、それを「人間関係のマトリックス」として、御自身の著作や、セミナーで解説されています。
公式ページはこちら
先ほどご説明させていただいた 感情から逃げ出す傾向、遠ざかる傾向のある方々を、世間一般で使うニュアンスとは、若干異なりますが、ここでは「ポジティヴ」と表現されていて
感情に流される、浸って行く傾向のある方々を、ここでは「ネガティヴ」と定義されています。
人間関係のストレス、対立の原因とメカニズム
人間関係のストレスは、結局は、理解されない、理解できない、分かりあえないという思い込みから来るのが殆どです。
その理解されない、理解できないという状況に置いては、相手は、自分の対極にいる、対極にいるように見えるという法則があります。
例えば、先の人間関係のマトリックスを例にとると
自分が、ポジティヴで、自立的な状態にいる時、ストレスを感じやすいのは、相手が対極の場所
ネガティヴで依存的な状態に居るように見えるとき、対立している、されている、理解されていない、理解できないと感じる傾向が強いです。
仕事の現場で起こりがちな事
ここで記事にした内容は、典型的な、価値観の対立、人間関係のマトリックスで言うところの
ネガティヴ自立と、ポジティヴ依存の対立の一例です。
ストレスや対立が解決されていくプロセスには
混乱→ 個々の理解→ 相互理解
こんな3段階のステップがあって。
人間関係を複雑に感じている、ストレスを感じている状態は「混乱」している傾向があって
ストレスを感じず、上手く廻っている感じがする時は、相互理解、お互いの事を理解している
傾向が強いです。
学生の時は、お互いを良く理解している友人達、気が合う仲間と一緒に居られる傾向が強いので
ストレスがなかったり、対立せずにいられる傾向がありますが
社会人になると、途端に、様々な人たちと、様々な関係が現れる事になる。
だから、仕事の現場、会社の現場では、対立や、ストレスを感じやすいのだと思います。
長くなってしまったので今回は、ここまでにして、次回は、才能についてのファクターや、役割、ステージと言った側面で、解説していきますね。
ただ、全てにおいての共通点としては、マインドの側面でもあるのですが
「どうありたいか?」という自分の思いや、目的ですね。
理解しあいたい、理解し合う、理解し合える
そんな人の根本的な思いに素直になっていく、そう、目的をシンプルにしていくと
人間関係のストレスは、なくなります。
そんなことも感じながら、今回の、感情と、行動の側面の考え方を、活用してみてください。
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